甘いものを食べると胃もたれするのはなぜですか?
胃の動きの低下が一因と考えられています。甘いものをとることで胃の不調が悪化しやすい人もいます。
糖質には胃の動きをゆるやかにする作用があるため、食べたものが長く胃の中にとどまりやすくなり、胃もたれを引き起こすことがあります。
また、甘い食品には糖質だけではなく、脂質も多く含まれていることがあり、こうした高糖質・高脂質の食べ物はさらに胃の中にとどまりやすく、胃の不快感を強めることがあります。
さらに、機能性ディスペプシアなど慢性的に胃もたれや胃痛の症状がある人や、消化酵素の働きが弱い体質の人では、糖質をとることで胃の不調が悪化することもあります。
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
(参考文献)
日本消化器病学会. 機能性消化管疾患診療ガイドライン2021-機能性ディスペプシア(FD)改訂第2版. 南江堂. 2021
Clive H Wilder-Smithi et al . Fermentable Sugar Ingestion, Gas Production, and Gastrointestinal and Central Nervous System Symptoms in Patients With Functional Disorders. Gastroenterology. 2018, 155, 1034-1044.
Anne Christin Meyer-Gerspach et al . Effects of caloric and noncaloric sweeteners on antroduodenal motility, gastrointestinal hormone secretion and appetite-related sensations in healthy subjects. Am J Clin Nutr. 2018, 107, 707-716..
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