油による胃もたれの対処法はありますか?
対処法の基本は油や脂っこい食事を避けることです。薬を服用することで胃もたれの改善が期待できます。
油や脂っこい食事をとったあとに「胃が重い」「気持ち悪い」と感じるのは、胃腸が食べ物をうまく消化・排出できず、胃に負担がかかっているためです。
特に脂質は胃の運動をゆっくりにする作用があるため、胃の中に食べ物が長くとどまりやすく胃もたれの原因になりやすいです。
油による胃もたれの対処法の基本は、油や脂っこい食事を避けることです。
揚げ物、こってりしたラーメン、クリーム系の料理などを控えめにして、蒸す・ゆでる・焼くといった調理法を選ぶと胃の負担は軽くなります。
また、暴飲暴食を避け、よく噛んでゆっくり食べることも大切です。
胃もたれがつらいときは、胃酸分泌抑制薬(胃酸を抑える)、消化管運動機能改善薬(胃腸の動きを整える)、漢方薬(胃腸の動きを整える)などを服用することで、症状の改善が期待できます。
薬物療法については、病院を受診して医師に相談しましょう。
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
(参考文献)
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