食べ過ぎて嘔吐や胃もたれがある場合の対処法はありますか?
食べ過ぎて嘔吐や胃もたれがある場合は、胃を休めることや姿勢の工夫、薬の使用が有効です。
食べ過ぎて嘔吐や胃もたれがある場合は、次の方法で症状をやわらげることが期待できます。
胃を休める
つらいときは無理をせず、安静にして胃を休めることが大切です。
嘔吐してしまった場合は、すぐに食事をとらずに、少量ずつこまめに水分補給を行いましょう。
姿勢に気をつける
食後すぐに横になると、胃の内容物が逆流しやすくなり、吐き気や胃もたれが悪化することがあります。
食後は上半身を少し起こした状態で、ゆったりと過ごすようにしましょう。
胃薬を使う
市販薬や処方薬を使うことで、症状の改善が期待できます。
代表的な薬には次のようなものがあります。
消化管運動機能改善薬
胃の動きを助け、食べものをスムーズに胃から小腸へ送ることで、胃の張りや不快感をやわらげます。
胃酸分泌抑制薬
胃酸の出すぎによって起こる吐き気や胃もたれに対して、胃酸の分泌を抑えることで症状の軽減が期待できます。
こうした対策でも症状が改善しない場合や、嘔吐や胃もたれを何度も繰り返す場合は、胃潰瘍や胃がんなどの病気が隠れている可能性があるため、消化器内科を受診しましょう。
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
(参考文献)
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