胃もたれの治療や予防方法には何がありますか？

胃もたれはみぞおちのあたりに不快感や痛みを感じる症状であり、機能性ディスペプシア、胃炎、逆流性食道炎や胃潰瘍など、その原因は様々です。

胃もたれの原因として多い機能性ディスペプシアの場合は、「生活習慣の見直し」と「薬物療法」が治療と予防の中心となります。

生活習慣の見直し

十分な睡眠と適度な運動を心がけることが大切です。食事に関しても、以下のような点に気をつけて見直しを図っていきましょう。

• 食事の時間を規則正しくする
• 満腹にならないよう、複数回に分けて少量ずつ食事をとる
• 脂肪分を多く含む食事は避ける
• アルコールやコーヒーは控える

薬物療法

症状に合わせて以下のような薬を使うことがあります。組み合わせて使うことで、より効果が得られる場合もあります。

• 消化管の動きを改善する薬：胃もたれや食後の膨満感（お腹の張り）が和らぐことがあります。
• 胃酸を抑える薬：みぞおちの不快感や痛み、灼熱感（焼けるような感じ）に対して有効なことがあります。
• 抗うつ薬や抗不安薬：知覚過敏（胃の不快感に敏感な状態）を抑える作用があります。

胃もたれの原因が胃炎、逆流性食道炎、胃潰瘍などの場合も、上記の対応が有効な場合があります。

ただし、胃の不調がなかなか改善しない場合は、一度病院を受診して相談しましょう。