目やにが寝起きに多い原因はなんですか?
目やにが寝起きに多いのは、睡眠中に目の表面から分泌された涙の成分や粘液などが排出されないためです。
目やにが寝起きに多く見られるのは、睡眠中に目の表面から分泌された涙の成分や、粘液などが排出されずに目の周りにたまるためです。これは生理的な現象であり、健康な人でも起こるごく自然なことです。
日中は、まばたきによって涙が目の表面を洗い流し、余分な分泌物や異物は、涙と一緒に涙道を通って鼻へ排出されます。
しかし、睡眠中はまばたきがなくなり、涙の循環や排出がほとんど行われないため、目の中にたまった成分が、目頭やまつげのあたりで固まり、目やにとして現れるのです。
ただし、朝の目やにが極端に多い場合や、色や性状(黄緑色、ネバネバ、膿状など)に異常がある場合は、病気の可能性も考慮する必要があります。例えば、細菌性やウイルス性の結膜炎、ドライアイ、アレルギーなどが関係していることもあります。
このように、寝起きの少量の目やには通常は心配ありませんが、量が多かったり、他の症状(かゆみ、充血、痛みなど)を伴う場合は、眼科での診察をおすすめします。
東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
(参考文献)
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