風邪をひいたときに目やにが増えるのはなぜですか?

風邪をひいたときに目やにが増えるのは、ウイルスや細菌による感染が目の結膜にも影響を及ぼすためです。

解説

風邪をひいたときに目やにが増えるのは、ウイルスや細菌による感染が、目の結膜にも影響を及ぼすためです。

風邪の原因となるウイルスや細菌は、鼻や喉の粘膜だけでなく、目の粘膜にも感染することがあります。特にウイルス性の風邪では、結膜に炎症が広がってウイルス性結膜炎を併発することがあり、それによって目やにが増えるのです。

また、風邪をひいて体の免疫力が一時的に低下していると、目の細菌感染が起こりやすくなり、細菌性結膜炎などを引き起こすこともあります。その結果、黄色や黄緑色の膿のような目やにが出ることがあります。

さらに、風邪の際は鼻水や鼻づまりによって、涙の排出がうまくいかなくなり、目やにがたまりやすくなることもあります。涙は通常、鼻の奥へと排出されますが、鼻の通りが悪くなると排出が妨げられ、目やにとして目に残りやすくなります。

このように、風邪によって目やにが増えるのは、目の粘膜への感染、免疫力の低下、涙の排出機能の低下などが複合的に関係しているためです。目の症状が強く出る場合や長引く場合は、眼科の受診が必要になることもあります。

公開日

最終更新日

東北大学病院 眼科

山口 知暁 監修

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