いくら飲んでも喉が渇くのはストレスが原因ですか?
はい、心因性多飲症の原因としてストレスの関与が考えられます。
「いくら飲んでも喉が渇く」という症状は、心理的ストレスが原因である可能性があります。心因性多飲症では、いくら飲んでも喉が渇く症状が出ます。
統合失調症の方は、前部海馬(記憶や感情のコントロールに関係する脳の一部)を中心とするストレス応答の異常により、異常な飲水行動が起こります。精神疾患のない方でも、「健康意識」「脱水への恐怖」「ストレス」が原因となり異常にたくさんの水を飲むことがあります。
心因性多飲症の方は、少しのストレスであっても体内の水分調節を行う抗利尿ホルモンが出やすくなっています。そのため、体が本当は必要としていないのに水をため込みやすくなり、血液が薄まり、低ナトリウム血症になります。すると、さらに喉が渇いたように感じて、もっと水を飲んでしまう、という悪循環が起きます。強いストレスや精神的な症状が悪化したときに、この反応は強くなると考えられています。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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