肛門がんと痔の違いや見分け方は?原因は?何歳に多い?
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肛門がんと痔の違いや見分け方を教えてください。
肛門がんと痔の違いや見分け方を教えてください。
肛門がんと痔を見分ける上では、腫瘤の硬さや脱出の有無がポイントになります。
痔にも種類がありますが、腫瘤(しゅりゅう:できものやこぶ)を触れる痔は、主に痔核(いぼ痔)です。
痔核は肛門の組織が弱くなることで肛門の血管や組織が大きく腫れてしまう病気です。できる場所によって内痔核と外痔核の2つに分けられ、口に近い側にできたものを内痔核、肛門側にできたものを外痔核と言い、症状が異なります。
肛門がんと痔の違い・見分ける際に重要なポイントは、病変の脱出の有無と硬さです。
内痔核は内側にできるため、初期には排便時などに肛門の外側に脱出しますが、元に戻すことができます。これに対して肛門がんは移動することが少ないため、常に同じ場所に腫瘤を触れます。外痔核の場合も外にできるため、常に触れることができる場合が多いです。
硬さについては、肛門がんでは硬い腫瘤を触れますが、痔核の場合はいずれも比較的柔らかい腫瘤を触れます。
ただし、これだけで診断することは難しいことも多いため、肛門に腫瘤を触れた場合は一度病院を受診しましょう。
(参考文献)
肛門がんの原因は何がありますか?
肛門がんの原因は何がありますか?
腺がんと扁平上皮がんで原因は異なります。腺がんは肉の摂取など、扁平上皮がんはウイルス感染などが原因となります。
肛門がんのうち、特に扁平上皮がん(皮膚由来のがん)のリスク因子として以下のものがあります。
- 喫煙
- HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染症
- HPV(ヒトパピローマウイルス)感染症
- 肛門を使用した性交歴
- 10人以上の性パートナーの存在
- 子宮頸がん・腟がん・外陰がんの既往歴
- 臓器移植後の免疫抑制
- ステロイドの長期使用
また、HPVワクチンの接種や、HIV感染がある場合はその治療が肛門がん(扁平上皮がん)のリスクを低下させると言われています。
腺がん(腸管粘膜由来のがん)の場合は大腸がんと同様に扱われます。そのため、リスク因子も大腸がんと同様であり、以下が挙げられます。
また、乳製品や魚、豆類などを摂取することが、大腸がんのリスクを低下させる可能性があると言われています。
(参考文献)
肛門がんの好発年齢は何歳ですか?
肛門がんの好発年齢は何歳ですか?
肛門がんについては、60歳代をピークとして50~70歳代の発症が多いと言われています。
肛門がんを発症する年齢については、60歳代をピークとして50~70歳代の発症が多いと言われています。
なお、扁平上皮がん(皮膚由来の肛門がん)のリスク因子としては、
- 喫煙
- HIV(ヒト免疫不全ウイルス)やHPV(ヒトパピローマウイルス)への感染
- 肛門を使用した性交歴
などが挙げられます。HPVワクチンの接種や、HIV感染がある場合はその治療が、肛門がん(扁平上皮がん)のリスクを低下させると言われています。
また、腺がん(腸管粘膜由来の肛門がん)は大腸がんと同様に扱われます。このためリスク因子としては、
などが挙げられます。乳製品や魚、豆類などの摂取が大腸がんのリスクを低下させる可能性があると言われています。
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横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
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