肛門癌
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/07/18
あなたの症状と肛門癌の関連をAIでチェックする
肛門癌について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
肛門癌と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
便に赤い血が混じっている
- 症状の経過
- 改善も悪化もしていない
- 症状の頻度
- 年に数回程度は同じような症状がある
肛門にしこり・イボ痔がある
- 症状の状態
- 常に出現している
- 症状の状態
- 肛門から離れたところ
- 症状の状態
- 指で押し込んでも戻らない
肛門が痛い
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
- 症状の状態
- 原因は思い当たらないが突然痛くなる
肛門から出血がある
- 症状の状態
- 黒い血が出る
- 症状の頻度
- 月に数回程度は同じような症状がある
- 症状の経過
- 改善も悪化もしていない
お腹の痛みがある
- 症状の出方
- 全く前ぶれもなく、ある瞬間から激しい症状が出現した
肛門癌とはどんな病気ですか?
「肛門がん」とは、便の出口である肛門から直腸へつながる約3~5cmの肛門管と肛門周囲にできるがんのことです。肛門がんでは、主に肛門部の持続する痛みや違和感、肛門の腫れ、出血などの症状が見られます。肛門に異常を感じたら、すぐに消化器科や肛門科を受診しましょう。
肛門癌の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
肛門癌への対処法は?
専門の医療機関での治療が必要です。
肛門癌の専門医がいる近くの病院はありますか?
肛門癌の専門医がいる病院を見る肛門癌のQ&A
- A.
肛門がんでは、肛門の持続的な痛みや排便時に発症・増強する痛みが起こります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る肛門がんでは、肛門の持続的な痛みや、排便に伴って発症・増強する痛みが起こります。なお、痛みの程度や感じ方、表現については個人差があります。
また、肛門がんで痛みを伴う他の症状として、肛門からの出血や肛門の腫瘤などもありますが、これらは痔の症状とも似ています。このため、痔だと勘違いして病院の受診が遅れる恐れがあることが知られています。
肛門がんとなるようなリスク因子があるかについては、以下をご参照ください。 - A.
お尻のしこりは必ずしもがんとは限りません。痔など他の病気の可能性もあるため、気になる場合は病院を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るお尻にしこりができる病気はたくさんあります。例えば、以下のようなものがあります。
- 肛門がん
- 痔核(いぼ痔)
- 痔瘻
- メラノーマ(悪性黒色腫)
- 肛門周囲膿瘍
- 直腸脱
- ポリープ
- スキンタグ(肛門の皮膚のたるみ)
- 肛門尖圭コンジローマ
- ボーエン病
など
そのため、お尻のしこりが必ずしもがんとは限りません。
診察や病歴から診断がつくこともあれば、内視鏡や生検(患部の一部を切り取って観察する組織検査)が必要な場合もあります。
気になる症状がある場合は、病院を受診しましょう。 - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説肛門がんをセルフチェックから疑うことは、ある程度可能です。ただし、専門医の診断を受けることが重要です。
以下の症状がある場合、肛門がんの可能性があります。- 肛門の痛みや違和感および排便時の不快感がある
- 肛門に腫瘤(しゅりゅう:できものやこぶ)を触れる
- 肛門からの出血がある
- 便が細かったり、排便しづらい
また、特に以下の項目に当てはまる場合は、肛門がんになりやすいと言われています。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るD P Ryan et al. Carcinoma of the anal canal. The New England Journal. 2000, 342, p.792-800.
Hope E Uronis et al. Anal cancer: an overview. Oncologist. 2007, 12, p.524-534.
医療イノベーション推進センター. NCCN腫瘍学臨床診療ガイドライン第3版 直腸癌. 医療イノベーション推進センター. 2017
下瀬川 徹ほか. 専門医のための消化器病学 第2版. 医学書院. 2013 - A.
初期症状としては、肛門からの出血、排便時の不快感や痛み、肛門に腫瘤を触れるといった症状があります。
解説肛門がんの初期症状としては、
- 肛門からの出血
- 排便時の不快感や痛み
- 肛門に腫瘤(しゅりゅう:できものやこぶ)がある
などの症状があります。
発生場所が肛門に近いため、他の場所にできた大腸がんに比べて症状が出やすいと言われています。
ただし、症状が痔に似ているため、痔だと勘違いして病院の受診が遅れることがあるため、注意が必要です。
肛門がんとなるようなリスク因子があるかについては、以下をご参照ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る下瀬川 徹ほか. 専門医のための消化器病学 第2版. 医学書院. 2013
濱口哲弥. Ⅲ.肛門管扁平上皮癌 大腸癌 下部消化管腫瘍─希少領域の治療─. 癌と化学療法. 2018, 45, p.1598-1601. - A.
主に肛門部の痛みや違和感、肛門の腫瘤、出血などの症状が見らます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る肛門がんの症状としては、以下のようなものがあります。
- 肛門の痛みや違和感
- 排便時の不快感
- 肛門の腫瘤(しゅりゅう:できものやこぶ)
- 肛門からの出血
など
腫瘤が大きくなると便の通り道が狭くなるため、便が細くなったり、便の通過障害を起こすこともあります。
症状としては痔に似ており、「痔だと思って受診したら、がんだった」ということもあるため、注意が必要です。
また、鼠径部(股のところ)のリンパ節に転移することが多く、腫れたリンパ節を触れるので、症状として鼠径部のしこりが見られることもあります。 - A.
腺がんと扁平上皮がんで原因は異なります。腺がんは肉の摂取など、扁平上皮がんはウイルス感染などが原因となります。
解説肛門がんのうち、特に扁平上皮がん(皮膚由来のがん)のリスク因子として以下のものがあります。
- 喫煙
- HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染症
- HPV(ヒトパピローマウイルス)感染症
- 肛門を使用した性交歴
- 10人以上の性パートナーの存在
- 子宮頸がん・腟がん・外陰がんの既往歴
- 臓器移植後の免疫抑制
- ステロイドの長期使用
また、HPVワクチンの接種や、HIV感染がある場合はその治療が肛門がん(扁平上皮がん)のリスクを低下させると言われています。
腺がん(腸管粘膜由来のがん)の場合は大腸がんと同様に扱われます。そのため、リスク因子も大腸がんと同様であり、以下が挙げられます。また、乳製品や魚、豆類などを摂取することが、大腸がんのリスクを低下させる可能性があると言われています。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るD P Ryan et al. Carcinoma of the anal canal. The New England Journal. 2000, 342, p.792-800.
Hope E Uronis et al. Anal cancer: an overview. Oncologist. 2007, 12, p.524-534.
医療イノベーション推進センター. NCCN腫瘍学臨床診療ガイドライン第3版 直腸癌. 医療イノベーション推進センター. 2017
肛門癌について、医師からのよくある質問
- 肛門の痛みがありますか?
- イボ痔はありますか?
- 便に赤い血が混じっていますか?
- 肛門のかゆみはありますか?
- 便意でトイレに行くが、排便がなかったり少量しか出ないことが多いですか?
監修医師
診療科・専門領域
- 消化器内科