狂犬病には初期症状はありますか?

頭痛、発熱、倦怠感など風邪のような症状や、咬まれた傷あとの痛みなどが現れます。

解説

感染後に症状が出ない潜伏期(多くの場合1~3ヶ月)を経たあとに、

などの、一般的に風邪などで起こる症状が現れます。

さらに、すでに治った後の咬まれたり引っかかれた部分が再びチクチク痛んだり、知覚過敏やかゆみなどが起こったりします。知覚過敏や痛みはだんだんと範囲が広がり、咬まれた手足でけいれんが起こります。これらの症状は、2~10日間持続するとされています。
この後、強い不安感、錯乱、麻痺などが現れる、急性神経症状期に移行します。

公開日

最終更新日

京都大学医学部附属病院呼吸器内科 呼吸器内科

渡邉 アヤ 監修

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狂犬病

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関連するQ&A

「狂犬病」とはどのような病気ですか?

狂犬病に感染した動物(犬など)に咬まれたり、引っかかれたりすることで発症する、死に至る病気です。

狂犬病の原因は何がありますか?

狂犬病に感染した動物に咬まれたり、引っかかれたりすることでウイルスが体内に侵入し、感染します。

狂犬病ではどのような症状がありますか?

感染後1~3か月して、頭痛や発熱などにはじまり、錯乱、麻痺などが現れ、昏睡、呼吸不全に至ります。

狂犬病の場合、主にどのような治療をしますか?

症状が出た後の有効な治療法はありません。感染直後の潜伏期間中にワクチンを接種することで発症を抑えます。

狂犬病が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

狂犬病が疑われる動物に咬まれた場合は、ワクチン接種が可能な医療機関を受診してください。

狂犬病のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

狂犬病は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

発症後の有効な治療法はありません。発症予防のためのワクチンの主な副反応は、接種部位の痛みや赤みなどです。

狂犬病で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

手立てについて早急に医師に相談しましょう。

狂犬病の場合、日常生活で気を付けることはありますか?

特に、流行地では動物に近づかないこと、もし咬まれるなどした場合には発症予防が重要です。すぐに医療機関を受診してください。

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