狂犬病の初期症状は?狂犬病
監修医師阿部 吉倫内科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2022/02/15
狂犬病とは
狂犬病ウイルスを持つイヌ・ネコ・アライグマ・キツネ・コウモリなどに咬まれたりすることで起こる感染症です。一旦発症すると治療法はなく、100%が死亡します。日本ではイヌへのワクチン接種でほぼ根絶に至っています。
「狂犬病」とはどのような病気ですか?
狂犬病に感染した動物(犬など)に咬まれたり、引っかかれたりすることで発症する、死に至る病気です。
狂犬病に感染した動物(犬、ネコ、コウモリなど)に咬まれたり、引っかかれたり、粘膜をなめられたりすることで、狂犬病ウイルスが体内に侵入し、発症する病気です。人間を含む、すべての哺乳類が感染することが知られています。
有効な治療方法はなく、発症するとほぼ100%死亡します。また、発病する前に狂犬病ウイルス感染の有無を知る手段はありません。
一方で、感染の危険性が高い地域に行く場合には事前に予防接種ができます。実際に感染動物に咬まれたり引っかかれたりした後からでも、ワクチン接種などで発症を防ぐことができます。
症状としては、
- 強い不安感
- 錯乱
- 水を見る・冷たい風によって生じる首の筋肉のけいれん
- 高熱
- 麻痺
- うまく体が動かない
- 全身のけいれん
などがあります。その後、呼吸ができなくなるなどの症状が現れ、死亡するとされています。
狂犬病の症状
狂犬病の末期症状はどのようなものがありますか?
狂犬病の末期症状は、非常に重篤な神経症状が現れます。
狂犬病の末期には、非常に重篤な神経症状が現れます。
初期の風邪のような症状や咬まれた部位の異常感覚に続き、脳炎の症状が進行します。
精神状態が不安定になり、興奮、錯乱、幻覚、不安感などが強く現れます。
また、水を恐れる恐水症や風を恐れる恐風症といった特徴的な症状もピークに達します。
その後、全身のけいれんや麻痺が起こり、最終的には意識を失って昏睡状態に陥ります。
呼吸を司る筋肉も麻痺してしまうため、呼吸困難となり、多くの場合、呼吸停止や心停止によって死に至ります。
発症からの経過は非常に早く、深刻な状態が続きます。
狂犬病には初期症状はありますか?
頭痛、発熱、倦怠感など風邪のような症状や、咬まれた傷あとの痛みなどが現れます。
感染後に症状が出ない潜伏期(多くの場合1~3ヶ月)を経たあとに、
などの、一般的に風邪などで起こる症状が現れます。
さらに、すでに治った後の咬まれたり引っかかれた部分が再びチクチク痛んだり、知覚過敏やかゆみなどが起こったりします。知覚過敏や痛みはだんだんと範囲が広がり、咬まれた手足でけいれんが起こります。これらの症状は、2~10日間持続するとされています。
この後、強い不安感、錯乱、麻痺などが現れる、急性神経症状期に移行します。
狂犬病ではどのような症状がありますか?
感染後1~3か月して、頭痛や発熱などにはじまり、錯乱、麻痺などが現れ、昏睡、呼吸不全に至ります。
狂犬病の症状
特徴的な症状としては、
- 強い不安感
- 錯乱
- 水を見る・冷たい風などにより起こる喉や首の筋肉のけいれん
- 高熱
- 麻痺
- うまく体が動かない
- 全身のけいれん
などがあります。
喉や首のけいれんは強い痛みを伴うため、発作の原因となる飲水や冷たい風を避けるようになります(恐水症、恐風症)。
その後、呼吸障害などの症状が現れ、死亡するとされています。
病状経過
病状経過は、潜伏期、前駆期、急性神経症状期、昏睡期の4期に分けられます。
潜伏期
潜伏期では、ウイルスが体内に侵入したものの、症状が出ていない期間です。咬まれた部位や程度、処置などで左右されるため、15日程度〜1年以上とばらつきが大きくなります。約60%では潜伏期が1~3ヶ月とされています。
前駆期
前駆期は、2~10日間です。発熱や頭痛、食欲不振などの一般的に風邪などで起こる症状に加え、すでに治った後の咬まれた部分が再びチクチク痛んだり、知覚過敏やかゆみが起こります。
これらの知覚過敏や痛みは範囲が広がり、咬まれた手足でけいれんが起こります。
急性神経症状期・昏睡期
急性神経症状期・昏睡期は通常2~7日間です。強い不安感や動揺が見られますが、意識がしっかりしている時もあります。また、約半数で喉の筋肉がけいれんし、飲み込みが難しくなります。このけいれんは、飲水や冷たい風にあたることで誘発され強い痛みを伴うため、飲水や風をさけるようになります(恐水症、恐風症)。
さらに進行すると、高熱、錯乱、うまく体が動かなくなる、叫び声をあげるなどを経て、全身のけいれんが現れ、昏睡となります。昏睡期では意識がなくなり、血圧低下、不整脈、呼吸の障害を経て、死亡に至ります。
一方で、恐水症や恐風症がなく、麻痺が主な症状となる場合も20%程度存在し、この場合には長ければ数週間ほどかけて死亡に至ります。咬まれた部位から徐々に麻痺が広がって、全身の筋肉が動かなくなり、昏睡・死亡に至ります。
参考文献
厚生労働省.“狂犬病に関するQ&Aについて”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html,(参照 2024-05-29).
厚生労働省.“狂犬病対応ガイドライン2001”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/pdf/05-01.pdf,(参照 2024-05-29).
グラクソ・スミスクライン.“ラビピュール筋注用(狂犬病ワクチン)を接種される方へ”.医薬品医療機器情報提供ホームページ.https://www.pmda.go.jp/RMP/www/340278/13d7d59e-f3be-40d1-8bb5-65a5adf9a745/340278_6313400E1025_02_005RMPm.pdf,(参照 2024-05-29).
Andrea Julia Nigg et al. Overview, prevention, and treatment of rabies. Pharmacotherapy.. 2009, 10, p.1182-1195.
World Health Organization.“Rabies”.World Health Organization.https://www.who.int/westernpacific/health-topics/rabies#tab=tab_2,(参照 2024-05-29).
狂犬病の原因
狂犬病の原因は何がありますか?
狂犬病に感染した動物に咬まれたり、引っかかれたりすることでウイルスが体内に侵入し、感染します。
狂犬病に感染した動物(犬、ネコ、コウモリなど)に咬まれたり、引っかかれたりすることにより、狂犬病ウイルスが体内に侵入することで感染します。
感染動物すべてから感染する可能性がありますが、感染源となる主な動物は以下のとおりです。海外への渡航中は、特にこれらの動物に咬まれないように注意が必要です。中でも、犬が主な感染動物とされています。
- アジア、アフリカ:犬、ネコ
- アメリカ、ヨーロッパ:犬、ネコ、コウモリ、キツネ、アライグマ、スカンク
- 中南米:犬、ネコ、コウモリ、マングース

狂犬病の検査・診断
狂犬病のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
狂犬病の症状が出る前に、狂犬病ウイルス感染の有無を知る手段はありません。
狂犬病の感染が疑われる状況
狂犬病の感染が疑われる状況として、以下があげられます。
狂犬病、または、その疑いのある動物(特に犬、ネコ、コウモリ、キツネ、アライグマ、マングースなど)との接触の状況として、
- 直接皮膚をかじられた
- 出血を伴わない引っかき傷・すり傷ができた
- 咬まれた傷や引っかき傷ができた
- 粘膜をなめられた
- 傷のある皮膚をなめられた
- コウモリと接触した
狂犬病を発症している可能性がある症状
感染の疑いがある方のうち、以下の症状があれば、狂犬病を発症している可能性があります。
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできますのでご活用ください。
発症してしまうと治療法はありません。流行地域で動物に咬まれるなど感染した疑いがある場合には、直ちにワクチン接種を開始することが勧められます。早急に医療機関にご相談ください。(保健所も相談に応じています)
国内で狂犬病のワクチン接種を受けられる医療機関は、検疫所のホームページで検索できますので、参考にしてください。
- 厚生労働省 検疫所 予防接種実施機関(2024年4月アクセス)
狂犬病の治療・対処法
狂犬病への対処法は?
主に海外での話になります。狂犬病が疑われる動物に咬まれたりした場合には、傷口をよく洗い流し医療機関を受診します。ワクチンおよびガンマグロブリンの投与が検討されます。
狂犬病の治療法はなぜないのですか?
狂犬病に有効な薬で、脳内に侵入したウイルスに届く薬が現代ではないためです。
狂犬病ウイルスは、咬まれた傷口などから体内に侵入した後、ゆっくりと神経を伝って脳を目指します。
ウイルスが脳に到達し、発症してしまうと、神経細胞が破壊され、さまざまな深刻な神経症状を引き起こします。
この段階に至ると、現代の治療薬は血液と脳の間に存在するバリアシステムである血液脳関門を通過することができないため、有効な治療手段が現在の医学では存在しません。
そのため、狂犬病は発症してしまうとほぼ100%死に至る恐ろしい病気とされています。発症を防ぐためには、咬まれた後のワクチン接種(曝露後接種)が極めて重要になります。
参考文献
Victor Bastos et al.“Neuroimmunology of rabies: New insights into an ancient disease”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37885152/,(参照 2025-05-01).
Charles E Rupprecht et al.“Rabies re-examined”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12144896/,(参照 2025-05-01).
狂犬病の場合、主にどのような治療をしますか?
症状が出た後の有効な治療法はありません。感染直後の潜伏期間中にワクチンを接種することで発症を抑えます。
発症してしまった後の有効な治療法はありませんが、以下のような対策・対処を行うことが重要です。
海外での対処法
海外では、
- 狂犬病の恐れのある動物に接触しないこと
- 咬まれたり引っかかれたりしたら、発症を阻止するための予防策を取ること
が非常に重要です。
感染が疑われる場合
海外で動物に咬まれるなどして感染が疑われる場合には、まずは傷口を石鹸と水(できれば流水、15分以上)でよく洗い、消毒液で消毒してください。粘膜から感染する可能性があるので、決して傷口を口で吸いださないでください。
その後、現地で早急に医療機関を受診してください。
発症を阻止するために、咬まれてからできるだけ早くワクチンの接種や免疫グロブリン(抗体)の投与を行います(曝露後予防)。ワクチンは一回だけではなく、複数回にわたって接種が必要です。
予防のために、事前にワクチンを接種していた場合でも、感染の可能性があれば曝露後予防を行う必要がありますので、注意してください。
使用するワクチン・免疫グロブリンの種類やスケジュールは、
- 以前に狂犬病ワクチンを接種しているか(いつ接種したか)
- 接触した動物は何か
- どの程度の傷か
- その地域でどの製剤を使用できるのか
などによって異なりますので、医師とよく相談してください。
日本での対処法
日本では、狂犬病ワクチンとして、ラビピュールⓇ筋注用が処方箋医薬品として承認されています。渡航前の事前予防や、発症阻止のために使用できます。
発症した場合の治療
現時点では、狂犬病を発症してしまうと有効な治療法はありませんが、発症した場合には、
- 栄養やビタミンなどの補給
- 解熱薬
- 鎮静(薬で眠ることにより脳を休ませる)
などの治療を行います。
参考文献
厚生労働省.“狂犬病に関するQ&Aについて”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html,(参照 2024-05-29).
厚生労働省.“狂犬病対応ガイドライン2001”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/pdf/05-01.pdf,(参照 2024-05-29).
厚生労働省検疫所.“狂犬病(Rabies)”.厚生労働省検疫所.https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/name47.html,(参照 2024-05-29).
グラクソ・スミスクライン.“ラビピュールⓇ筋注用 添付文書”.医薬品医療機器情報提供ホームページ.https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/6313400E1025_1_03/,(参照 2024-05-29).
Andrea Julia Nigg et al. Overview, prevention, and treatment of rabies. Pharmacotherapy.. 2009, 10, p.1182-1195.
受診の目安・何科を受診するべきか
狂犬病を放置するとどうなりますか?
一度発症してしまえば有効な治療法はなく、ほぼ100%死に至ります。
狂犬病ウイルスに感染した疑いがあるにも関わらず、ワクチン接種などの適切な処置を受けずに放置することは極めて危険です。
狂犬病には潜伏期間があり、ウイルスが体内に侵入してから発症するまで、短い場合で数週間、長い場合は数年以上かかることもあります。
しかし、潜伏期間がどれだけ長くても、一度発症してしまえば有効な治療法はなく、ほぼ100%死に至ります。
初期症状が出始めてから急速に症状は進行し、恐水症状、麻痺、けいれん、昏睡などを経て、最終的には呼吸不全などで亡くなります。
放置すれば確実に死に至る病気であるため、感染の可能性がある場合は絶対に放置せず、速やかに医療機関を受診し、適切な予防措置を受ける必要があります。
狂犬病が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
狂犬病が疑われる動物に咬まれた場合は、ワクチン接種が可能な医療機関を受診してください。
狂犬病に感染した疑いがある場合には、すぐに現地の医療機関を受診して、傷の手当てやワクチン接種などを受けてください。ワクチン接種が可能な医療機関をすぐに調べることができる場合は、調べた上で接種可能な医療機関に受診できるとスムーズです。
診療科としては救急外来(もしくは感染症科)などが考えられます。帰国の際には検疫所(相談室)で相談しましょう。
また、動物に咬まれた場合などの対応についての詳細は、以下をご参照ください。
国内で狂犬病に感染した疑いがある場合は、早急に最寄りの保健所または医療機関にご相談ください。
国内で狂犬病のワクチン接種を受けられる医療機関は、検疫所のホームページで検索できますので、参考にしてください。
- 厚生労働省 検疫所 予防接種実施機関(2024年4月アクセス)
狂犬病の名医の探し方を教えてください。
日本国内では狂犬病の発生は非常に稀であるため、「狂犬病の名医」として特定の医師を探すのは難しい状況です。
日本国内では狂犬病の発生は非常にまれであるため、「狂犬病の名医」として特定の医師を探すのは難しい状況です。
狂犬病は感染症法で定められた感染症であり、もし感染が疑われる場合は、特定の専門医を探すよりも、まずは速やかに最寄りの保健所や検疫所に連絡し、指示を仰ぐことが最も重要です。
その上で、必要に応じて感染症専門医がいる比較的大きな病院や、海外渡航者の診療経験が豊富なトラベルクリニックなどを受診することになります。
感染の可能性がある動物に咬まれた場合は、自己判断せず、公的な機関に相談することが適切な対応への第一歩となります。
Ubieでは「かんたん医師相談」から、気軽に医師に相談することも可能ですので、ぜひご活用ください。
狂犬病の専門医がいる近くの病院はありますか?
狂犬病の専門医がいる病院を見る狂犬病の薬
狂犬病は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
発症後の有効な治療法はありません。発症予防のためのワクチンの主な副反応は、接種部位の痛みや赤みなどです。
症状が出てしまった後の有効な治療法はありません。栄養補給や解熱薬、鎮静(薬で眠ることにより脳を休ませる)などで症状に対応します。
感染動物に咬まれるなどで感染した疑いがある場合には、その直後から狂犬病ワクチンや免疫グロブリン(抗体)を使用することで発症を阻止します。感染動物に咬まれた際は、出来るだけ早く接種を開始する必要があります。なお、ワクチンは一回だけではなく、複数回にわたり接種が必要です。
日本で使用できる製剤としては、狂犬病ワクチンとして、ラビピュールⓇ筋注用が処方箋医薬品として承認されています。
ラビピュールⓇ筋注用の副作用として、10%以上で接種部位の痛みや赤み、頭痛、倦怠感などが起こります。他に、発熱や筋肉痛が出る場合もあります。
非常にまれではありますが、以下の重大な副作用が起こることがあります(頻度不明)。気になる症状があれば医師・薬剤師に相談してください。
- ショック、アナフィラキシー(主な症状:冷や汗、めまい、目と口唇まわりの腫れなど)
- 脳炎(主な症状:発熱、まひ、意識の低下など)
- ギラン・バレー症候群(主な症状:手や足に力が入らない、歩行が困難になる、呼吸が苦しいなど)
※海外でワクチンを接種する場合にはいくつか製剤があり、頻度は多少異なるものの、概ね同様の副反応が報告されています。
また、日本では承認されていませんが、海外などで免疫グロブリンの注射を行った場合に報告されている副作用として、注射部位の痛み、頭痛、腹痛、下痢などがあります。
参考文献
グラクソ・スミスクライン.“ラビピュール筋注用(狂犬病ワクチン)を接種される方へ”.医薬品医療機器情報提供ホームページ.https://www.pmda.go.jp/RMP/www/340278/13d7d59e-f3be-40d1-8bb5-65a5adf9a745/340278_6313400E1025_02_005RMPm.pdf,(参照 2024-05-29).
グラクソ・スミスクライン.“ラビピュールⓇ筋注用 添付文書”.医薬品医療機器情報提供ホームページ.https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/6313400E1025_1_03/,(参照 2024-05-29).
Andrea Julia Nigg et al. Overview, prevention, and treatment of rabies. Pharmacotherapy.. 2009, 10, p.1182-1195.
Sanofi Pasteur Inc..“Rabies Vaccine IMOVAX® RABIES”.Sanofi Pasteur Inc..https://www.accessdata.fda.gov/spl/data/dc017ee4-79fc-400a-8a11-d2f613bcb817/dc017ee4-79fc-400a-8a11-d2f613bcb817.xml,(参照 2024-05-29).
GRIFOLS USA, LLC.“HYPERRAB- rabies immune globulin (human) injection, solution ”.GRIFOLS USA, LLC.https://www.accessdata.fda.gov/spl/data/e17482c9-3bbf-4f63-a026-e8826768864d/e17482c9-3bbf-4f63-a026-e8826768864d.xml,(参照 2024-05-29).
狂犬病の経過・予後
狂犬病の余命はどれくらいですか?
個人差はありますが、一般的には、症状がでてから死に至るまで数日から1週間程度と言われています。
狂犬病は、発症してしまった場合の致死率がほぼ100%という極めて危険な病気です。
残念ながら、症状が現れてからの有効な治療法はなく、発症後の余命は非常に短いのが現実です。
一般的には、発熱や倦怠感などの初期症状が現れてから、恐水症状や興奮状態などの神経症状を経て、昏睡状態に至るまで数日から1週間程度と言われています。
最終的には呼吸麻痺などで亡くなるケースがほとんどです。
だからこそ、動物に咬まれた後の速やかな傷の洗浄や、ワクチン接種(曝露後接種)による発症予防が何よりも重要になります。
狂犬病の予防
ヒト用の狂犬病ワクチンの費用はどのくらいですか?
狂犬病ワクチンには種類があり、接種するタイミングや種類などでかかる費用は異なります。
狂犬病ワクチンには種類があり、接種するタイミングや種類などでかかる費用は異なります。
狂犬病ワクチンは、感染の可能性がある動物に噛まれる前に行う「曝露前接種」と、噛まれた後に行う「曝露後接種」があります。
今までの接種歴や使用するワクチンの種類などによって接種回数は異なります。
通常、複数回の接種が必要となるため、総額としては数万円から十数万円になることがあります。
海外渡航前などに接種を検討する場合は、余裕をもって医療機関に相談し、費用や接種スケジュールを確認することをおすすめします。
狂犬病を予防するワクチンはありますか?
感染流行地域への渡航前、または感染が疑われる場合の発症予防として使用される狂犬病ワクチンがあります。
狂犬病のワクチンはいくつか製剤があります。
世界的に通常流通しているワクチンは不活化ワクチンで、Rabavert/RavipurⓇやImovax RabieⓇなどの名前です。
日本では、ラビピュールⓇ筋注用が処方箋医薬品として承認されています。
以前は、感染動物の脳から作られたワクチンを使用する地域がありましたが、安価である反面で副作用・効果の面でいずれも劣るため、現在は使用しないことが推奨されています。
ワクチンは、狂犬病の感染流行地域への渡航前の予防接種(曝露前予防)として、または感染動物に咬まれるなど感染した疑いがある場合の発症抑制(曝露後予防)として接種されます。
曝露前予防
曝露前予防として使用される場合は、通常、合計3回、筋肉内に接種されます。狂犬病の流行地域に渡航する場合に、動物との接触が避けられない、または近くに医療機関がないような地域に長期間滞在するような場合には、渡航前に予防接種を受けることが勧められています。
曝露後予防
曝露後予防の場合の接種スケジュールは個人の状況によりますが、正しく接種すれば、ほぼ100%発症を予防することができると言われています。感染した可能性がある場合、できるだけ早く曝露後予防を開始すること、スケジュールを守ることが重要です。
国内で狂犬病のワクチン接種を受けられる医療機関は、検疫所のホームページで検索できますので、参考にしてください。
- 厚生労働省 検疫所 予防接種実施機関(2024年4月アクセス)
参考文献
厚生労働省.“狂犬病に関するQ&Aについて”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html,(参照 2024-05-29).
グラクソ・スミスクライン.“ラビピュール筋注用(狂犬病ワクチン)を接種される方へ”.医薬品医療機器情報提供ホームページ.https://www.pmda.go.jp/RMP/www/340278/13d7d59e-f3be-40d1-8bb5-65a5adf9a745/3402786313400E102502_005RMPm.pdf,(参照 2024-05-29).
グラクソ・スミスクライン.“ラビピュールⓇ筋注用 添付文書”.医薬品医療機器情報提供ホームページ.https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/6313400E1025_1_03/,(参照 2024-05-29).
厚生労働省.“狂犬病対応ガイドライン2001”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/pdf/05-01.pdf,(参照 2024-05-29).
Andrea Julia Nigg et al. Overview, prevention, and treatment of rabies. Pharmacotherapy.. 2009, 10, p.1182-1195.
WHO position paper.“Rabies vaccines: WHO position paper”.World Health Organization.https://iris.who.int/bitstream/handle/10665/272372/WER9316-201-219.pdf?sequence=1,(参照 2024-05-29).
対処法・セルフケア
狂犬病の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
特に、流行地では動物に近づかないこと、もし咬まれるなどした場合には発症予防が重要です。すぐに医療機関を受診してください。
狂犬病は、一度発症すると効果的な治療法はなく、ほぼ100%の方が亡くなります。
流行地へ渡航する際、特に動物に多く接することが分かっている場合などは、事前にワクチン接種をしておくことをおすすめします。流行地では、動物(特に犬、ネコ、コウモリなど)にむやみに近づかないことが重要です。
実際に、流行地で動物に咬まれたなどで感染の疑いがある場合でも、発症する前に感染しているかどうかを調べることはできません。疑われる場合は、狂犬病ワクチンや免疫グロブリン(抗体)を用いた発症予防(曝露後予防)が行われますので、すぐに医療機関を受診してください。
曝露後予防としてのワクチン接種は、1回ではなく間隔をあけて複数回行われます。個人の状況によって接種スケジュールは異なりますが、医師に指示されたスケジュールを必ず守るようにしてください。(スケジュールを飛ばしてしまったことに気付いた場合は、できるだけ早く接種するために、1日でも早く受診してください)
事前にワクチン接種を受けていても、感染の疑いがある場合には曝露後予防が行われますので受診が必要です。
咬まれたあとに曝露後予防をしておらずに数ヶ月~1年以上たっていたとしても、その時点から曝露後予防を行うべきとされています。過去の渡航中の出来事などで心配なことがある場合は、保健所や医療機関で相談してください。
通常の生活において、狂犬病が人から人に感染した報告はこれまでありません。そのため、感染の疑いがある場合でも、特に日常生活の制限はありません。ただし、発症が疑われる症状が出た場合には、すぐに保健所や医療機関で相談してください。
国内で狂犬病のワクチン接種を受けられる医療機関は、検疫所のホームページで検索できますので、参考にしてください。
- 厚生労働省 検疫所 予防接種実施機関(2024年4月アクセス)
参考文献
厚生労働省.“狂犬病に関するQ&Aについて”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html,(参照 2024-05-29).
厚生労働省検疫所.“狂犬病(Rabies)”.厚生労働省検疫所.https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/name47.html,(参照 2024-05-29).
Andrea Julia Nigg et al. Overview, prevention, and treatment of rabies. Pharmacotherapy.. 2009, 10, p.1182-1195.
狂犬病で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
手立てについて早急に医師に相談しましょう。
狂犬病は、発症してしまうと有効な治療法がありません。
狂犬病に感染している可能性のある動物に咬まれたなどして感染が疑われる場合には、すぐに患部を洗って医療機関を受診し、発症予防について相談してください。
詳細は「狂犬病の場合、主にどのような治療をしますか?」をご参照ください。
動物に咬まれた後、ワクチン接種などで発症予防を行った後であっても、万が一疑わしい症状が出てしまった場合には、早急に医療機関を受診しましょう。診断のための検査や今後の対応について、相談してください。(国内であれば、最寄りの保健所が受診先の相談に応じてくれます)
発症後の症状については、可能な範囲で症状を落ちつかせる薬などを用いて対応します。
参考文献
グラクソ・スミスクライン.“ラビピュール筋注用(狂犬病ワクチン)を接種される方へ”.医薬品医療機器情報提供ホームページ.https://www.pmda.go.jp/RMP/www/340278/13d7d59e-f3be-40d1-8bb5-65a5adf9a745/340278_6313400E1025_02_005RMPm.pdf,(参照 2024-05-29).
厚生労働省.“狂犬病に関するQ&Aについて”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html,(参照 2024-05-29).
厚生労働省.“狂犬病対応ガイドライン2001”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/pdf/05-01.pdf,(参照 2024-05-29).
Andrea Julia Nigg et al. Overview, prevention, and treatment of rabies. Pharmacotherapy.. 2009, 10, p.1182-1195.
World Health Organization.“Rabies”.World Health Organization.https://www.who.int/westernpacific/health-topics/rabies#tab=tab_2,(参照 2024-05-29).
狂犬病に関連するその他の質問
狂犬病にかかると顔つきが変わるのですか?
水を飲もうとすると喉や顔の筋肉がけいれんし、水を極端に恐れる様子などが見られることがあります。
狂犬病を発症すると、特有の神経症状が現れるため、顔つきが変わったように見えることがあります。
特に「恐水症状」といって、水を飲もうとすると喉や顔の筋肉がけいれんし、水を極端に恐れる様子が見られます。
また、風にあたることでも同様のけいれんが起こる「恐風症状」や、光や音に過敏になるなどの症状も現れます。
これらの症状によって、苦悶に満ちた異常な表情になったり、顔の筋肉が麻痺したりすることがあり、普段とは違う顔つきに見えることがあります。
狂犬病にかかり、助かった人はいますか?
狂犬病はほぼ100%が死亡する感染症ですが、まれに生存例も報告されています。
狂犬病は、一度発症すると効果的な治療法はなく、ほぼ100%の方が亡くなります。
しかし、非常にまれですが、これまでに生存例も30例近く報告されています。そのうちの3例は、発症前にワクチン接種を行ったことがありませんでした。
ただし、助かった場合でも多くは脳・神経に関連する後遺症が残るとされています。
感染動物に咬まれるなどで感染した疑いがある場合には、その直後から連続でワクチンを接種することで発症を抑えることができます。このワクチンは、潜伏期間中に接種することで免疫を獲得し、発症を予防するためのものです。
感染動物に噛まれた際は、出来るだけ早く接種を開始する必要があります。
参考文献
厚生労働省.“狂犬病対応ガイドライン2001”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/pdf/05-01.pdf,(参照 2024-05-29).
Rodney E Willoughby Jr et al. Survival after treatment of rabies with induction of coma. N Engl J Med. 2005, 352, p.2508-2514.
Centers for Disease Control and Prevention (CDC). Recovery of a patient from clinical rabies--California, 2011. MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2012, 61, p.61-65.
Centers for Disease Control and Prevention (CDC). Presumptive abortive human rabies - Texas, 2009. MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2010, 59, p.185-190.
Mohd Nadeem et al. Survival in human rabies but left against medical advice and death followed – Community education is the need of the hour. J Family Med Prim Care. 2020, 9, p.1736-1740.
狂犬病の感染経路はどのようなものですか?
狂犬病に感染した動物に咬まれたり、引っかかれたりすることで感染します。
狂犬病ウイルスは、狂犬病に感染した(狂犬病ウイルスを保有している)動物の唾液に含まれます。感染動物に咬まれたり、傷口や目、口の粘膜をなめられたりすることで感染します。動物は前足をなめるため、ウイルスが付着したツメで引っかかれても感染する可能性があります。
日本国内で感染することは、ほぼないと考えられます。しかし、狂犬病は、日本、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの一部の国々を除いて、全世界に分布しており、海外ではほとんどの国で感染する可能性のある病気です。渡航先の情報には注意してください。
なお、狂犬病の流行地域に渡航される場合の注意点として、以下があげられます。
- むやみに動物に近づかない、手を出さない。
- 動物に近寄ったり、医療機関のないような地域に行く予定がある場合は、事前に狂犬病の予防接種を受けることを検討する。
- 万一、渡航先で動物に咬まれるなどした場合は、現地の医療機関を受診し、傷の手当てと狂犬病ワクチンの接種を受ける。帰国時に検疫所に相談する。
狂犬病を発症するまでの潜伏期間はどのくらいですか?
潜伏期間は状況によってさまざまですが、多くの場合1~3ヶ月とされています。
発症するまでの潜伏期間は、色々な要因によって左右されます。
例えば、
- 咬まれた部位や程度
- 衣服の上から咬まれたか素肌を咬まれたか
- ただちに傷を洗浄するなどの処置を行ったか
などによって異なります。
そのため、潜伏期間は15日程度から1年以上とばらつきが大きくなりますが、約60%では潜伏期が1~3ヶ月とされています。一方、1年以上の潜伏期が7~8%の患者さんで記録されています。
潜伏期間中に、感染を特定する検査法はありません。また、発症した後の有効な治療法もありません。
しかし、感染動物に咬まれるなど感染した疑いがある場合には、その直後からワクチン接種や免疫グロブリン(抗体)を用いた予防策を取ることで、発症を抑えることができます。感染動物に噛まれた際は、出来るだけ早く接種を開始する必要があります。
なお、潜伏期間が非常に長い可能性もあります。過去に流行地などで動物に咬まれた後で医療機関を受診していなかったような場合、たとえ1年を超えて発症していなくても、気付いた時からワクチン接種などの予防策を行うことが勧められています。
参考文献
厚生労働省.“狂犬病対応ガイドライン2001”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/pdf/05-01.pdf,(参照 2024-05-29).
厚生労働省検疫所.“狂犬病(Rabies)”.厚生労働省検疫所.https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/name47.html,(参照 2024-05-29).
グラクソ・スミスクライン.“ラビピュール筋注用(狂犬病ワクチン)を接種される方へ”.医薬品医療機器情報提供ホームページ.https://www.pmda.go.jp/RMP/www/340278/13d7d59e-f3be-40d1-8bb5-65a5adf9a745/340278_6313400E1025_02_005RMPm.pdf,(参照 2024-05-29).
狂犬病はウイルスでの感染ですか?
狂犬病ウイルスに感染することにより発症する病気です。
狂犬病は、狂犬病ウイルスが感染することにより発症します。
狂犬病ウイルスは、狂犬病に感染した(狂犬病ウイルスを保有している)動物の唾液に含まれます。感染動物に咬まれたり、傷口や目、口の粘膜をなめられたりすることで感染します。動物は前足をなめるため、ウイルスが付着したツメで引っかかれても感染する可能性があります。
体内に侵入した狂犬病ウイルスは、筋肉や神経の細胞に感染し、神経を伝って脳に到達します。ウイルスが脳・脊髄に到達すると狂犬病を発症すると言われています。
参考文献
厚生労働省検疫所.“狂犬病(Rabies)”.厚生労働省検疫所.https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/name47.html,(参照 2024-05-29).
厚生労働省.“狂犬病に関するQ&Aについて”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html,(参照 2024-05-29).
Andrea Julia Nigg et al. Overview, prevention, and treatment of rabies. Pharmacotherapy.. 2009, 10, p.1182-1195.
狂犬病は人間に感染しますか?
狂犬病は、人間を含むすべての哺乳類に感染します。
狂犬病は、人間を含むすべての哺乳類に感染します。狂犬病に感染した動物に咬まれたり、引っかかれたり、傷口や目、口の粘膜をなめられたりすることで感染します。
感染源として、すべての哺乳動物から感染する可能性がありますが、まん延の原因となる動物は限られており、中でも犬が主な感染源となっています。
地域ごとに注意するべき動物は以下の通りです。
- アジア、アフリカ:犬、ネコ
- アメリカ、ヨーロッパ:犬、ネコ、コウモリ、キツネ、アライグマ、スカンク
- 中南米:犬、ネコ、コウモリ、マングース
一方、通常は人から人に狂犬病が感染することはないとされています。これまで、臓器移植による感染が認められていますが、非常にまれな事例です。輸血により感染したという報告はありません。
狂犬病の致死率はどのくらいですか?
発症後の効果的な治療法がないため、致死率はほぼ100%です。
狂犬病は一旦発症すれば効果的な治療法はなく、ほぼ100%の方が亡くなります。
感染動物に咬まれるなどで感染した疑いがある場合には、その直後から連続したワクチン接種や免疫グロブリン(抗体)を用いた予防策を取ることで、発症を抑えることができます。
感染動物に咬まれた際は、出来るだけ早く発症予防を開始する必要があります。
なお、ワクチンは一回だけではなく、複数回にわたって定められた回数の接種が必要です。
狂犬病は日本でも発症する可能性はありますか?
日本では犬の狂犬病ワクチン接種が義務付けされており、基本的に国内で感染する心配はありません。
日本では、主な感染動物である犬への対策として、飼い犬の登録と狂犬病ワクチン予防接種が義務付けられ、野良犬は拘留することになっています。
また、他の動物でも輸出入の際の検疫が定められています。日本は「狂犬病清浄地域」に定められており、国内での感染の心配はないとされています。
一方、海外旅行などで(特に東南アジア等の流行国)、狂犬病が疑われる犬、猫および野生動物に咬まれたりした場合は感染が否定できませんので、できるだけ早めに医療機関を受診してください。
なお、日本国内での感染は、人は昭和31年(1956年)を最後に発生がありません。また、動物でも昭和32年(1957年)のネコでの感染を最後に発生がありません。
一方、輸入感染事例としては、狂犬病流行国で犬に咬まれて帰国後に発症した事例が、
- 昭和45年(1970年)にネパールからの帰国者で1例
- 平成18年(2006年)にフィリピンからの帰国者で2例
- 令和2年(2020年)にフィリピンからの入国者で1例
上記のように報告されています。
狂犬病について、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「狂犬病」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- 体温は37.5℃以上ですか?
- 蜂に刺されましたか?
- 動物に噛まれた、あるいは引っ掻かれましたか?
- 筋肉痛はありますか?
- 体のだるさはありますか?
狂犬病に関連する病気・症状
この記事の監修医師
阿部 吉倫
内科
2015年東京大学医学部医学科卒。東京大学医学部付属病院、東京都健康長寿医療センターで初期研修を修了。血便を放置し48歳で亡くなった患者との出会いをきっかけにデータサイエンスの世界へ。2017年5月にUbie株式会社を共同創業。2019年12月より日本救急医学会救急AI研究活性化特別委員会委員。2020年 Forbes 30 Under 30 Asia Healthcare & Science部門選出。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2022/02/15