狂犬病
「狂犬病」は、狂犬病に感染した動物(犬など)に咬まれたり、引っかかれることで発症する感染症です。日本国内の感染はまれです。感染後は1〜3ヶ月の潜伏期間のち、頭痛や発熱、錯乱や麻痺、けいれんなどが起こり、死に至ります。有効な治療法はないですが、予防ワクチンがあります。感染が疑われる場合は、早急に保健所や医療機関に相談してください。
京都大学医学部附属病院呼吸器内科 呼吸器内科
渡邉 アヤ 監修
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狂犬病に感染した動物(犬など)に咬まれたり、引っかかれたりすることで発症する、死に至る病気です。
狂犬病に感染した動物に咬まれたり、引っかかれたりすることでウイルスが体内に侵入し、感染します。
狂犬病はほぼ100%が死亡する感染症ですが、まれに生存例も報告されています。
日本では犬の狂犬病ワクチン接種が義務付けされており、基本的に国内で感染する心配はありません。
発症後の効果的な治療法がないため、致死率はほぼ100%です。
狂犬病は、人間を含むすべての哺乳類に感染します。
狂犬病ウイルスに感染することにより発症する病気です。
潜伏期間は状況によってさまざまですが、多くの場合1~3ヶ月とされています。
狂犬病に感染した動物に咬まれたり、引っかかれたりすることで感染します。
個人差はありますが、一般的には、症状がでてから死に至るまで数日から1週間程度と言われています。
症状について
感染後1~3か月して、頭痛や発熱などにはじまり、錯乱、麻痺などが現れ、昏睡、呼吸不全に至ります。
頭痛、発熱、倦怠感など風邪のような症状や、咬まれた傷あとの痛みなどが現れます。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
水を飲もうとすると喉や顔の筋肉がけいれんし、水を極端に恐れる様子などが見られることがあります。
狂犬病の末期症状は、非常に重篤な神経症状が現れます。
一度発症してしまえば有効な治療法はなく、ほぼ100%死に至ります。
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(参考文献)
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