胃炎のとき食事で気をつけることは?どんな薬を使う?胃潰瘍との違いは?

監修医師川崎 千瑛消化器科 / 横浜医療センター

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胃炎の場合、食事で気をつけることはありますか?

急性胃炎の場合は、食事を休んだり消化しやすい食事に変えたりすることで、胃に負担をかけないようにしましょう。

急性胃炎の場合は胃への負担を減らすため、消化しやすい食事に変更したり、時には食事を休むことがすすめられています。
具体的には、症状が強い場合はスープや重湯など液体に近いもの、症状が軽い場合はお粥やうどんなどの消化に良い食事に変更し、徐々に普通の食事に戻していくのが良いです。辛い食べ物やニンニク、アルコールなどの刺激物は急性胃炎の直接の原因となるため、必ず控えてください。
特に症状が強い場合には、入院して点滴で水分を補いながら、絶食にして胃を休めることもあります。

慢性胃炎の場合は、食事で気をつけることは特にありません。

胃潰瘍と胃炎の違いを教えてください。

胃炎は胃粘膜の表面の炎症であるのに対し、胃潰瘍は粘膜が深く傷ついて欠損している状態です。

胃炎と胃潰瘍はどちらも胃の粘膜に起こる病変ですが、深さと程度に違いがあります。大まかに言うならば、胃炎が胃粘膜の軽い傷であるのに対して、胃潰瘍は深い傷です。胃炎は胃粘膜の表面に炎症が起きている状態で、原因は様々ですが胃の粘膜の組織は保たれています。

比較的軽症であり、胃薬などの飲み薬で速やかに治癒することが多いです。一方で胃潰瘍は、そのような状態よりも程度が重く、炎症などによって胃の粘膜が深く欠損してしまっています。そのため、胃炎と比較して治療に時間が掛かる傾向にあります。

治療はどちらも胃酸を抑えるような飲み薬が主体ですが、胃潰瘍では欠損した胃粘膜が再生するのにはそれなりの時間が掛かります。胃潰瘍がさらに悪化すると、胃のさらに深い層が傷ついてしまい、最終的には胃に穴があく、胃潰瘍穿孔となることがあります。胃潰瘍穿孔は重症な状態で、直ちに外科手術が必要な命に関わる状態です。

胃炎も胃潰瘍もどちらも胃の痛みが生じることが多いため、症状が続く場合には消化器内科を受診し、診断、および治療を行いましょう。

胃炎の治療ではどのような薬を使用しますか?

原因に応じていくつかの種類の薬を使用します。

胃炎の治療に用いられる薬の種類はいくつかあります。

まず、胃酸分泌を抑える薬として「プロトンポンプ阻害薬(PPI)」や「ヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)」が一般的です。これらは胃酸の分泌を抑制し、胃粘膜の修復を助けます。

ピロリ菌感染が原因の胃炎の場合、抗生物質(クラリスロマイシン、アモキシシリン)と胃酸を抑える薬を組み合わせた除菌療法が行われます。これにより、ピロリ菌を除去し、胃炎の進行を防ぎます。

さらに、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)による胃炎の場合には、NSAIDsの使用中止や減量が推奨されます。

治療や胃炎について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。

また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。

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横浜医療センター 消化器科

川崎 千瑛 監修

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