嚢胞性線維症
嚢胞性線維症は、通常よりも濃い粘液が作られるため、気管や消化管、膵管などに詰まってしまう遺伝性の珍しい病気です。生後すぐに便が出ないことや、幼児期の成長が遅い、肺炎や気管支炎を繰り返すなどの症状があり、肺の機能が悪化していきます。治療の発達により生存期間は改善されていくと考えられています。小児科や内科を受診しましょう。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
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症状について
嚢胞性線維症の原因は何がありますか?
遺伝子変異によりクロライドイオン(Cl-)や水が正しく輸送されないことで粘り気の強い粘液が産生されます。
嚢胞性線維症ではどのような症状がありますか?
胎便が排泄されにくく腸閉塞を起こしたり、膵臓・肝臓の障害や気道感染症を起こしたりします。
嚢胞性線維症には初期症状はありますか?
新生児期に胎便性イレウス(便による腸閉塞)を起こしたり、乳幼児期から悪臭を伴う脂肪便が進行したりします。
嚢胞性線維症のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
嚢胞性線維症では爪に症状がみられますか?
嚢胞性線維症の患者さんでは、ばち指という爪が指先を包み込むような症状がみられることがあります。
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