嚢胞性線維症
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
あなたの症状と嚢胞性線維症の関連をAIでチェックする
嚢胞性線維症について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
嚢胞性線維症と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音がある
- 症状の頻度
- 初めての症状である
- 自覚した時期
- 4-7日前から
嚢胞性線維症とはどんな病気ですか?
嚢胞性線維症は、通常よりも濃い粘液が作られるため、気管や消化管、膵管などに詰まってしまう遺伝性の珍しい病気です。生後すぐに便が出ないことや、幼児期の成長が遅い、肺炎や気管支炎を繰り返すなどの症状があり、肺の機能が悪化していきます。治療の発達により生存期間は改善されていくと考えられています。小児科を受診しましょう。
嚢胞性線維症の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
嚢胞性線維症への対処法は?
まずは医療機関の受診をおすすめします。
嚢胞性線維症の専門医がいる近くの病院はありますか?
嚢胞性線維症の専門医がいる病院を見る嚢胞性線維症のQ&A
- A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る嚢胞性線維症のセルフチェックについては、乳児期から発症するため、多くの場合は、自分自身というより親御さんによるチェックになるかと思われます。
嚢胞性線維症は、全身の外分泌腺(体の外に分泌物を出す腺)の機能不全で起こる病気ですので、疑われる症状としては以下が挙げられます。- 胎便による腸閉塞
- 繰り返す気道感染(咳、ゼーゼー)
- 脂肪便
- 成長障害
など
このような症状が見られる場合は、ぜひ小児科を受診しましょう。 - A.
新生児期に胎便性イレウス(便による腸閉塞)を起こしたり、乳幼児期から悪臭を伴う脂肪便が進行したりします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る典型例では、新生児期に胎便性イレウス(便による腸閉塞)を起こします(30〜40%)。
乳幼児期、特に離乳期から大量、頻回、悪臭を伴う脂肪便が進行します(85%)。これは膵臓からの消化酵素の分泌に障害が起こり、消化吸収不良をきたしたすためです。そして、栄養の吸収障害で発育障害を起こします。
また、慢性的な呼吸器感染症は生後1年以内に約50%が発症し、学童期までにほぼ全例が発症します。
嚢胞性線維症の患児の汗は「塩辛い」という特徴があり、診断時には汗中のクロライドイオン(Cl-)濃度の異常高値を確認します。 - A.
胎便が排泄されにくく腸閉塞を起こしたり、膵臓・肝臓の障害や気道感染症を起こしたりします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る嚢胞性線維症は、乳児期から発症し以下のような症状がみられます。
①胎便が排泄されにくいことで腸閉塞を起こす
②膵臓からの消化酵素の分泌に障害が起こり、脂質やタンパク質が消化されず、吸収不良を起こす
③胆汁の分泌に障害が起こり、肝臓の中の胆汁の流れが悪くなり、白色便が出たり、肝臓が腫大したり、肝臓の酵素の異常が生じる
④気道の粘液細胞から極めて粘稠な分泌液が産生され、気道を閉塞する。さらに、細菌が気道に貯留している粘液の中に定着し、慢性の感染や炎症を引き起こす
嚢胞性線維症の約95%が肺病変により死亡します。 - A.
遺伝子変異によりクロライドイオン(Cl-)や水が正しく輸送されないことで粘り気の強い粘液が産生されます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る嚢胞性線維症は、cystic fibrosis transmembrane conductance regulator(CFTR)遺伝子の変異が原因で発症します。CFTRはクロライドイオン(Cl-)の細胞内外へ輸送する働きがあり、細胞におけるCl-と水の動きを調節しています。この機能が失われると、分泌液が非常に粘稠となります。嚢胞性線維症は「常染色体潜性遺伝」という遺伝形式を取ります。CFTRを持つペアの染色体の両方の遺伝子に変異があると発症します。両親のCFTR遺伝子はペアのうち片方に変異があり、変異のある方を両親から1本づつ受け継ぐ場合と、変異を持っているのは父または母の一方だが、もう一方の染色体に変異が加わりペアの両方に変異がある場合に発症します。
嚢胞性線維症について、医師からのよくある質問
- 黄色または緑色のたんが出ますか?
- 発熱と解熱を繰り返していますか?
- 夜中や朝起きた時に息苦しさや咳が出ますか?
- 発作のように咳が出ていますか?
- 夜も咳で起きてしまいますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 小児科
- 救急科