気管支拡張症
「気管支拡張症」とは、何らかの原因で気管支が広がり、炎症や感染を引き起こす病気です。主な症状には咳や痰、血痰、喀血があり、進行すると肺炎を引き起こすこともあります。咳が長期間続く場合や血痰が見られる場合は、早めに呼吸器内科を受診しましょう。診断は通常、X線写真やCTで行われ、治療には抗菌薬や去痰薬が用いられます。感染症予防や禁煙も重要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
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「気管支拡張症」とはどのような病気ですか?
気管支拡張症とは、肺の気道が広がり、粘液がたまりやすくなって感染症を起こしやすくなる病気です。
気管支拡張症の原因は何がありますか?
呼吸器感染症や免疫不全、遺伝的要因など、さまざまな要因によって引き起こされる可能性があります。
肺MAC症(肺非結核性抗酸菌症)は、気管支拡張症とどのような関係がありますか?
気管支拡張症の原因となる病気のひとつに、肺非結核性抗酸菌症があります。
気管支拡張症と診断された場合、余命はどのくらいですか?
海外では13年での死亡率が29.7%との報告があります。
気管支拡張症は治る病気ですか?
一般的には完全な治癒は難しい病気ですが、適切な治療で予後が良好となる可能性もあります。
気管支拡張症で黄色や緑の膿のような痰が出る場合、どんなことが考えられますか?
慢性感染や増悪が進行しているサインです。
気管支拡張症と喘息の違いはなんですか?
気管支拡張症と喘息は、病態・症状・治療戦略などが異なります。
気管支拡張症と気管支壁肥厚の関係性を教えてください。
気管支拡張症では、しばしば気管支壁肥厚を伴い、疾患の活動性を示す重要な所見です。
気管支拡張症は難病指定されていますか?
気管支拡張症単独では、厚生労働省の指定難病には含まれず、医療費助成の対象外です。
気管支拡張症の余命はどれくらいですか?
5年死亡率は軽症3.7%、中等症20.5%、重症48.5%と報告されています。
気管支拡張症を放置するとどうなりますか?
気管支壁の破壊・拡張が進行し、生活の質が著しく低下します。
気管支拡張症と肺がんは関係しますか?
気管支拡張症は肺がんのリスク因子と報告されています。
気管支拡張症の最新治療について教えてください。
新規内服薬の有効性が近年報告されています。
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