気管支拡張症が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
咳が長期間続く場合や、痰に血が混じる場合は、医療機関を受診してください。
以下のような症状がある場合は、早めに呼吸器内科を受診することが推奨されます。
- 咳や痰が続く
気管支拡張症の主な症状は咳と痰の産生です。これらの症状が続く場合は、気管支拡張症の可能性を考慮し、医師に相談する必要があります。 特に、咳や痰が長期間続く場合や、日常生活に支障をきたす場合は、受診の目安となります。
- 呼吸器感染症を繰り返す
気管支拡張症は、気管支の構造的な問題により、細菌やウイルスが感染しやすくなります。そのため、肺炎などの呼吸器感染症を繰り返す場合は、気管支拡張症の可能性があります。 頻繁に呼吸器感染症を起こす場合は、受診を検討しましょう。
- 血痰が出る
血痰は、咳に血が混じる症状です。気管支拡張症では、気管支の炎症や損傷により、血痰が出る場合があります。血痰は重篤な病気のサインである可能性もあるため、必ず医療機関を受診してください。
- 息切れがひどくなる
気管支拡張症が進行すると、肺機能が低下し、息切れがひどくなることがあります。 特に、安静時や軽い運動で息切れを感じる場合は、注意が必要です。
- COPD や喘息と診断されたが、症状が改善しない
気管支拡張症はしばしばCOPD や喘息と誤診されることがあります。 COPD や喘息と診断されたものの、適切な治療を受けても症状が改善しない場合は、気管支拡張症の可能性を考慮し、医師に相談することが大切です。
公開日:
最終更新日:
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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