気管支拡張症を放置するとどうなりますか?
気管支壁の破壊・拡張が進行し、生活の質が著しく低下します。
気管支拡張症を治療せずに放置すると、命に関わる可能性があります。
病気が進むと、気管支(空気の通り道)がどんどん壊れて広がっていきます。細菌による感染や炎症がくり返され、ドロッとした痰が増えたり、病気が悪化したりするようになります。
その結果、息がしにくくなる「呼吸不全」や、肺の病気のせいで心臓に負担がかかる「肺性心」になることもあります。特に緑膿菌という細菌が住みついたり、咳でたくさん血が出たりすると、命に関わることもあります。
酸素が体にうまく届かなくなると、すぐに疲れたり、やせてしまったりして、生活のしやすさ(QOL)がどんどん下がります。細菌の感染を防いだり、痰を出しやすくする治療を早めに始めることが大切です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
気管支拡張症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ