気管支拡張症の最新治療について教えてください。
新規内服薬の有効性が近年報告されています。
最新治療として、DPP-1阻害薬ブレンソカチブが注目されています。
ブレンソカチブは、気管支拡張症患者さん1721例を対象とした第Ⅲ相試験で、1日1回内服10/25 mgが、52週の増悪の年間発生率を約20%低減し、25mg群では呼吸機能の低下も抑制したことが、2025年に報告されました。
好中球エラスターゼ活性を抑え、「炎症→組織破壊」の悪循環を断つ初の経口抗炎症薬として承認申請中です。
従来の長期マクロライド、吸入抗菌薬、気道クリアランス療法に加えて、治療選択肢となることが期待されます。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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