最近、味覚が変わったと感じることがある
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/10/22
「最近、味覚が変わったと感じることがある」がどの病気に関連するかAIでチェックする
最近、味覚が変わったと感じることがあるという症状について「ユビー」でわかること
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「最近、味覚が変わったと感じることがある」はどんな症状ですか?
最近、味覚が変わったと感じることがあるとは
「最近、味覚が変わったと感じることがある」に関連する主の病気には、貧血、慢性腎臓病・慢性腎不全、熱中症などがあります。
「最近、味覚が変わったと感じることがある」に関連する症状はありますか?
「最近、味覚が変わったと感じることがある」のQ&A
- A.
1ヶ月で半分以上の方が治ると考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る新型コロナウイルス感染症に伴う味覚・嗅覚障害は、嗅覚障害の60%、味覚障害の84%が発症1ヶ月で改善するとされています。数ヶ月以内に改善することが大半ですが、半年以上経っても症状が続くこともあります。
なお、味覚・嗅覚障害の出現や持続期間に関してはワクチンの接種回数、ウイルスの種類などによっても影響を受けます。 - A.
ストレスが原因で味覚障害となることがあり、特に中高年の女性に多いとされています。
解説ストレスにより心身症や神経症、うつ、人格障害などの心の病気を引き起こすことで味覚障害になることがあります。
特に中高年の女性に多いとされており、亜鉛の補充や栄養指導など一般的な治療に加え、心理的な問題が関わっていると考えられれば、認知行動療法などの心理療法や抗不安薬の内服などが有効とされています。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る根本 純江ほか. 心因性味覚障害患者における心理的治療法の効果の検討. 口咽科. 2014, 27, p.165-172.
前田 英美ほか. 心因性味覚障害298例の臨床検討. 口咽科. 2016, 29, p.237-243. - A.
風邪の後の味覚障害などは一時的なことが多く、自然に改善することが期待できます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る原因によっては自然に治らない、治療しても改善が期待できないこともありますが、以下のような場合は、自然に治ることがあります。
感冒(かぜ)後の味覚障害
風邪を引いた後に味覚に変化を生じることがあります。その場合、自然の経過で味覚が戻ることが多いです。新型コロナウイルス感染症でも同様で、発症後1ヶ月で8割ぐらいの方が自然回復します。
放射線治療後の味覚障害
口の近くの悪性腫瘍に対して放射線治療を行うことがあり、その際に味を感じる細胞や、唾液を作る臓器が障害されると味覚障害が出現します。放射線治療が終わると、徐々に味覚が戻ってくることが多いです。
- A.
うつ病をはじめとした精神的なストレスで味覚障害が生じることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るうつ病では、気分の落ち込みや強い悲しみなどの精神症状のほかに、頭痛や肩こり、胃のあたりの不快感や味覚障害など、身体の症状が出現することがあります。
また、うつ病だけではなく、精神的なストレスが原因となって味覚障害が出現することがあります。
治療としては、亜鉛の補充など一般的な治療に加え、心理的な問題が関わっていると考えられれば、抗うつ薬の内服や心理療法などが有効とされています。 - A.
血液内の亜鉛不足や薬の副作用、風邪、味覚障害を伴う全身性の病気など、様々な原因が考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る味を感じるメカニズムは以下のステップに分けられ、このステップのうちいずれかに異常が生じることで味覚障害になります。
- 味物質が唾液に溶け込む
- 溶け込んだ味物質が舌や口蓋にある味細胞に取り込まれる
- 味細胞から神経を介して刺激を伝える
- 刺激が大脳皮質の味覚野に到達する
それぞれのステップで起こる障害の詳細は以下の通りです。
①伝達障害
主に唾液の量が減少することで、口の中に入った味物質がうまく味細胞に到達しなくなるために生じます。
例:シェーグレン症候群、放射線治療後、薬剤性、加齢性など②受容器障害
味を感じる細胞に機能障害が起こることで生じます。味覚障害の原因として最も多いと考えられています。
例:特発性、亜鉛欠乏性、鉄欠乏性、感冒後、舌炎、舌苔、薬剤性、加齢性など③神経の障害
ウイルス感染や手術の合併症などで神経にダメージが加わることで生じます。
例:顔面神経麻痺、鼓索神経障害、抜歯後、扁桃摘出後、外傷後、薬剤性など④脳の障害
脳の病変による影響で脳の抑制機構が破綻することで生じる場合があります。
例:脳血管障害、頭部外傷後、脳腫瘍、パーキンソン病など - A.
味覚が低下し、通常の味が分からなくなる症状を指します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る味覚障害とは、主に味覚が低下して通常の味が分からなくなる症状を指します。その症状は多岐に渡り、口の中の乾燥や舌の痛みを伴うこともありますが、大きくは「量的味覚障害」と「質的味覚障害」の2つに分けられます。
量的味覚障害
感じる味の強さに問題が起こることを指します。多くの味覚障害は量的味覚障害に分類されます。
量的味覚障害の症状は、具体的には以下の通りです。- 味覚低下:味が薄く感じる
- 味覚脱失:何を食べても味がしない
- 解離性味覚障害:甘味だけや苦味だけなど特定の味覚だけが分からない
質的味覚障害
本来の味とは異なる種類の味を感じることを指します。
質的味覚障害の症状は、具体的に以下の通りです。- 異味症:甘い物を食べると苦く感じるなど、味覚を取り違えてしまう
- 自発性異常味覚:口の中に何もないのに苦味や塩味などを感じる
- 悪味症:何を食べても嫌な味になる
- A.
亜鉛を多く含む食品を摂ることで、症状の改善が期待できる場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る味覚障害の治療法は亜鉛の補充が中心です。
原因となる病気の存在や薬の副作用が考えられる場合には、原因に対する対処も同時に行います。亜鉛の補充
牡蠣やレバーなど亜鉛を含む食品を積極的に摂取したり、プロマックやノベルジンなどの薬を内服したりして亜鉛を補充します。
その他
原因となる全身の病気そのものの治療や、原因となる薬物を中止します。
味覚障害の原因として考えられる病気については、以下のQ&Aにて解説しています。 - A.
亜鉛を多く含む牡蠣やレバーなどを意識的に食べましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る亜鉛を含む食品や、腸内での亜鉛の吸収を促進する食品を意識的に摂りましょう。また、亜鉛の吸収を阻害するものを避けることも重要です。
亜鉛を多く含む食品
- 牡蠣
- 豚レバー
- 鶏レバー
- 牛レバー
- 牛もも肉
- 豚肩ロース
- 豚ヒレ肉
- うなぎ
- イイダコなど
亜鉛の吸収を促進する食品
クエン酸を多く含む食品
- 酢
- 梅干し
- キウイ
- ミカン
- レモンなど
ビタミンCを多く含む食品
- トマト
- ピーマン
- カボチャなど
動物性たんぱく質を多く含む食品
- マグロ
- サバ
- チーズなど
亜鉛の吸収を阻害する食品
食物繊維を多く含む食品
- 海藻類
- きのこ類
- 玄米など
タンニン
- 緑茶
- コーヒー
- 紅茶
- 渋柿など
- A.
食生活の乱れを正し、丁度良いバランスを取り戻しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る食生活の乱れが原因で味覚障害になることがあります。そのような場合には、以下のような点に気をつけることで症状が改善することがあります。
定時の食事を心掛ける
毎日同じ時間に食事を摂ることで、生活のリズムを整える。
バランスの良い食事を摂る
五大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル)をバランスよく摂取するよう心掛ける。
適量を守る
1回の食事での過剰な摂取を避け、1日の全体のカロリー摂取量を適正に保つ。
水分補給を怠らない
十分な水分を摂取し、脱水状態を避ける。
偏食を改善する
好き嫌いを乗り越え、さまざまな食材を取り入れるよう努める。
亜鉛を摂取する
牡蠣やレバーなど、亜鉛を多く含む食品を意識的に食事に取り入れる。
- A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る味覚に関するチェック項目は以下の通りです。以下の項目に1つでも当てはまる場合には味覚障害の可能性があります。
- 味が薄く感じる
- 何を食べても味がしない
- 甘味や苦味など特定の味だけが分からない
- 甘い物を食べても苦く感じる
- 口の中に何もないのに苦味や塩味などを感じる
- 何を食べても嫌な味になる
また、症状検索エンジン「ユビー」では、ほかの病気も含めてセルフチェックが可能です。ぜひ一度、自身の症状についてチェックしてみましょう。
- A.
症状が長引く場合や他の症状も見られる場合は、受診を検討しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る味覚障害が長引いている時は、基本的にはまず耳鼻咽喉科を受診してください。また、稀なケースではありますが、以下のような症状があるような場合には、なるべく早めに受診することをおすすめします。
- 顔が動かしにくい
- 体が動かしにくい
- 歩きにくい
- 手足にしびれがある
これらの症状を伴う場合、脳や神経の病気の一症状として味覚障害が出現している可能性があります。
- A.
まずは耳鼻咽喉科を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る味覚障害の診断を行うためにはまず、舌に炎症やできものがないか、唾液の出方には問題がないかなどを確認します。また、電気味覚検査や濾紙ディスク検査といった、味覚の検査をすることもあります。このような口の中の診察や味覚の詳しい検査は、主に耳鼻咽喉科で行うことが多いです。そのため、味覚に異常を感じた時には、まずは耳鼻咽喉科を受診しましょう。
- A.
多くは亜鉛の不足によって生じると考えられています。
解説味を感じるのは、舌や口蓋にある味細胞がセンサーとして働くためです。この味細胞が生まれ変わるターンオーバーがされる際には、亜鉛という微量元素(ミネラル)が必要になります。そのため、亜鉛が不足し、味細胞のターンオーバーが遅れると、亜鉛欠乏性味覚障害という味覚障害が生じます。亜鉛欠乏性味覚障害は、味覚障害の原因の大部分を占めています。
亜鉛が不足しているかどうかは、血液検査で確認することができます。不足した亜鉛を薬で補充することもできますが、十分に補充が行われるためには、少なくとも約3ヶ月~半年にわたって服薬を継続する必要があります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る今日の耳鼻咽喉科・頭頸部外科治療指針 第3版
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最近、味覚が変わったと感じることがあるという症状について、医師からのよくある質問
- 新型コロナウイルス感染者との接触(数分以上2m以内での会話など)がありましたか?
- これまでに【てんかん】と診断されたことはありますか?
- ここ2週間以内に換気が悪い・人が密集していて会話をするようなところにいきましたか?
- 医療関係の仕事をしていますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 内科
- 糖尿病内科
- 内分泌・代謝内科