肝性脳症
「肝性脳症」とは、重度の肝疾患がある人において、血液中に蓄積された有害物質が脳に達し、脳機能が低下する病気です。人格の変化や判断力の低下の他、羽ばたき振戦、錯乱、昏睡といった症状が起こります。肝疾患の患者で判断力の低下や手の震えがある場合、肝性脳症の可能性があるので消化器内科を受診しましょう。
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
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症状について
肝臓の機能が低下し、除去できなくなったアンモニアなどの毒素が血液中に蓄積されることで起こります。
意識障害や昏睡、羽ばたき振戦という特徴的な手の震えなどの症状があります。
はい。人格や行動の変化や判断力の低下、睡眠障害、抑うつなどといった症状が起こります。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
いいえ、原因と結果が逆です。肝機能が低下することで血液中のアンモニア値が高くなり、結果として肝性脳症になります。
肝性脳症の症状が最も進行すると、深い昏睡状態となり、痛みなどの刺激にも反応しなくなります。
腕を伸ばし手を前に広げたときに起こる、羽ばたくような手の震えです。
肝性脳症のつらい症状を和らげるためには、「原因の除去」と「再発予防」が重要です。
はい。肝性脳症では、せん妄のような症状が出ることがあります。
はい。肝性脳症ではまれに痙攣が起きることがあります。
アンモニアなどの有害物質の影響で脳の機能が障害され、暴言や暴力的な行動がみられることがあります。
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