肝性脳症の場合、MRI検査を行うことはありますか?
他の病気と鑑別するために、MRI検査を行うことがあります。
肝性脳症の診断は、主に臨床症状と血液検査によって行われます。
代表的な症状には、
- 時間、場所、人などを認識できない
- 無気力、無関心
- 異常な行動や言動
- 羽ばたき振戦
- 錯乱や興奮状態
- 意識障害
などがあり、これらの症状とあわせて、肝機能障害や、血液中のアンモニア値の上昇(高アンモニア血症)を確認することで診断に至ることが多いです。したがって、肝性脳症の診断において、MRI検査は必須ではありません。
ただし、他の病気と鑑別するために、MRI検査を行うことがあります。特に、以下のような場面では、脳卒中・脳腫瘍・脳炎などの病気を除外するために実施されることがあります。
- 初めて肝性脳症を発症した
- 突然の強い意識障害や痙攣がみられた
- 通常の治療に反応しない
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
(参考文献)
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