肝性脳症
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肝性脳症の場合、主にどのような治療をしますか?
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
原因がある場合は、まずその原因を取り除きます。それに加えて、薬や点滴を併用して治療を行います。
肝性脳症を引き起こす原因として、蛋白質の過剰摂取、消化管出血、便秘、感染症などがあります。これらがある場合は、まずこの原因を取り除きます。
それに加えて、以下のような薬剤を併用して治療を行います。
分岐鎖アミノ酸(BCAA)製剤
体内のアミノ酸のバランスを整えることで症状を改善します。飲み薬だけでなく点滴での投与も可能です。
非吸収性合成二糖類(ラクツロースなど)、非吸収性抗菌薬
アンモニアの一部は腸内細菌によって作られるため、便秘を解消したり腸内細菌のバランスを整えることでアンモニアの生成を抑えます。
その他にも亜鉛やカルニチンといった薬が使われることがあります。
(参考文献)
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