肝性脳症でせん妄の症状が出ることはありますか?
はい。肝性脳症では、せん妄のような症状が出ることがあります。
肝性脳症は、肝臓の機能が著しく低下したときに起こる脳の機能障害です。肝硬変などの肝臓の病気によって肝臓の解毒作用が十分に働かなくなると、アンモニアなどの有害物質が血液中にたまり、脳に影響を与えてしまうことが原因と考えられています。
肝性脳症は、時にせん妄のような症状(興奮や錯乱、奇妙な言動、時間・場所・人の認識ができなくなる)が起きることがあります。さらに病状が悪化すると、意識がもうろうとして会話や反応が困難となり、やがて深い昏睡状態に陥り命に関わることもあります。
肝性脳症は早期発見と治療が非常に重要です。肝硬変や重度の肝機能障害がある方で、普段と違う言動や意識の変化が見られた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
(参考文献)
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