肝性脳症で暴言がみられるのはなぜですか?
アンモニアなどの有害物質の影響で脳の機能が障害され、暴言や暴力的な行動がみられることがあります。
肝性脳症は、肝機能が著しく低下することで、アンモニアなどの有害物質が体内に蓄積し、それが脳に影響を及ぼす病気です。このため、次のような精神・神経症状が現れることがあります。
- 時間や場所、物事を正しく認識できなくなる
- 性格の変化(怒りっぽくなる、無気力になるなど)
- 錯乱や興奮状態
その結果、暴言や暴力的な行動がみられることもあります。しかし、これらは本人に悪意があるわけではなく、病気による一時的な脳の機能障害によるものです。
家族や周囲の方にとっては、突然の変化に驚きや不安を感じるかもしれません。ですが、肝性脳症は適切な治療により、改善が期待できる病気です。そのためにも、早期発見と早期治療がとても大切です。
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
(参考文献)
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