PET-CTはどのようなときに保険適用となりますか?
PET-CTは、てんかんやがん、心臓病などの場合に保険適用となる可能性があります。
¹⁸FDG-PET検査は、
上記のいずれかを目的とした場合に保険適用となります。以下に詳細を記載します。
てんかん、心疾患、血管炎の診断
てんかん
てんかんの発作間欠期には、発作の焦点(原因となる脳の部位)で取り込みが低下することを利用して、てんかんの焦点検索にPET検査が用いられます。
心臓疾患
心臓疾患では、特に心サルコイドーシスという病気かどうか調べる際にPET検査を行うことがあります。
血管炎
血管炎は炎症が起きる血管のサイズによって、大血管炎、中血管炎、小血管炎に分類されています。
PET検査が保険適用されるのはこのうち、大血管炎(高安動脈炎、巨細胞性動脈炎)のみです。
悪性腫瘍の病期診断もしくは転移・再発の診断
悪性腫瘍(がん)におけるPET検査は、その病期(進行度合い)や再発しているかを診断する際に限って保険適用です。
したがって、無症状であったり、他の検査でも特に異常が見つかっていない方が検診目的でPET検査を行う場合は、保険適用にはならず全額自己負担となります。
公開日:
最終更新日:
東日本橋内科クリニック 一般内科
平松 由布季 監修
(参考文献)
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