エルロチニブ塩酸塩(タルセバⓇ)では、どのような副作用がみられますか?
このお薬の主な副作用は、発疹、口内炎等です。重い副作用として、間質性肺疾患や重度の下痢等があります。
エルロチニブ塩酸塩(タルセバⓇ)の主な副作用は、発疹、下痢、口内炎、食欲不振などです。重い副作用として、間質性肺疾患、重度の下痢などがあります。
重大な副作用(発現頻度は、非小細胞肺がん、膵癌の順に記載)
- 間質性肺疾患(4.4%、6.4%):咳、息苦しい、発熱などの症状がみられます。
- 肝炎(0.1%未満、頻度不明)、肝不全(0.1%未満、頻度不明)、肝機能障害(1.6%、4.6%):体がだるい、意識の低下、吐き気、白目や皮膚が黄色くなるなどの症状がみられます。
- 重度の下痢(1.1%、0.7%):何度も水様便が出る、腹痛、吐き気などの症状がみられます。
- 急性腎障害(0.1%未満、0.2%):尿量が減る、むくみ、体がだるいなどの症状がみられます。
- 重度の皮膚障害:発熱、皮膚の赤み、ただれ、水ぶくれなどの症状がみられます。
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(0.1%未満、頻度不明)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明、頻度不明)、多形紅斑(0.1%未満、0.2%):発熱、目や口内のただれ、皮膚の赤みや水ぶくれ、関節や喉の痛みなどの症状がみられます。
- 消化管穿孔(0.1%未満、0.2%)、消化管潰瘍(0.4%、0.7%)、消化管出血(0.3%、1.4%):吐き気・嘔吐、吐いたものに血が混じる、激しい腹痛、意識の低下などの症状がみられます。
- 角膜穿孔(0.1%未満、頻度不明)、角膜潰瘍(0.1%未満、0.1%):急な視力の低下、目の痛み、涙が出るなどの症状がみられます。
その他報告されている副作用(頻度:5%以上のもの)
非小細胞肺がんに使用した場合
- ざ瘡様皮疹等の発疹(61.6%)、皮膚乾燥・皮膚亀裂(9.3%)、爪囲炎等の爪の障害(8.8%)
- 下痢(22.8%)、口内炎(9.6%)、食欲不振(7.0%)
治癒切除不能な膵がんに使用した場合
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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