胆管がんの疑いと高齢者の治療選択について相談させてください。
70代・女性のご相談
母の病状についてご相談させていただきます。最近、黄疸と体の痒みが現れ、入院と検査を行った結果、胆管にしこりがあり、胆汁の排泄ができていないことが判明しました。現在、胆汁の排泄と胆管周りの炎症を抑える治療を受けていますが、正式な検査はまだ行われていません。
入院中の病院は小規模で、面会制限や環境面で長期入院には不向きです。担当医からは胆管がんの可能性が高く、高齢のため手術や化学治療が難しいかもしれないと言われています。余命が限られている場合、面会が可能な病院への転院を考えています。
以下の点について、ご意見をいただけますでしょうか。
1. 他の医師も胆管がんの可能性が高いと考えるでしょうか?
2. 高齢者の胆管がんで手術や化学治療が不可能な場合、どのような選択肢がありますか?
3. 手術や化学療法なしの場合の余命はどの程度でしょうか?
4. 転院のリスクや障壁はなんでしょうか?
5. 転院のタイミングはいつがよいでしょうか?
6. 面会可能で通いやすい病院を選ぶことについてどう思われますか?
ご意見をいただけると幸いです。
ご相談いただきありがとうございます。あなたのご質問に対して、できるだけわかりやすくお答えしますね。
1. 他の医師も胆管がんの可能性が高いと考えるでしょうか?
他の医師がみても、胆管がんや膵臓がん、または他のがんが原因である可能性が考えられます。病名を確定するためには、胆汁や組織の検査が必要です。
2. 高齢者の胆管がんで手術や化学治療が不可能な場合、どのような選択肢がありますか?
高齢者でも化学療法は体力次第で可能です。その方の全身状態や既往症、合併症などの状況によって、化学療法や手術などの積極的治療を行うか判断されます。
3. 手術や化学療法なしの場合の余命はどの程度でしょうか?
黄疸を改善する処置をしている場合、病気の広がり具合によって異なりますが、一般的には3〜6ヶ月程度と考えられます。
4. 転院のリスクや障壁はなんでしょうか?
転院を考える場合、感染症が治ったあとがよいよいでしょう。胆管の処置が必要な場合もあるので、対応できる病院を選ぶと安心です。
5. 転院のタイミングはいつがよいでしょうか?
通院がしやすい病院を選ぶことは大切です。治療方針に迷ったら、がん専門の病院で相談し、その後通いやすい病院で治療を続けるのもよい方法です。
6. 面会可能で通いやすい病院を選ぶことについてどう思われますか?
お住まい付近の病院については、現在の病院のスタッフに相談してみてください。彼らは地域の医療機関について詳しい情報を持っているはずです。
何か不安なことや疑問があれば、いつでもご相談くださいね。あなたの気持ちに寄り添い、少しでも安心していただけるようお手伝いします。
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