坐骨神経痛と腰椎椎間板ヘルニアの治療について相談させてください。
40代・男性のご相談
ご相談いただき、ありがとうございます。坐骨神経痛の症状が続いていて、治療がうまくいっているのか心配ですよね。特に、仙骨ブロック注射や腰部硬膜外ブロック注射を受けても大きな改善が見られないと、不安になるのは当然です。
MRI検査で腰椎椎間板ヘルニアが見つかり、特に左お尻から左裏もも、ふくらはぎに違和感があるとのことですので、坐骨神経痛の原因はこのヘルニアかもしれません。
3ヶ月間、何度も注射を受けたのに痛みが和らがないのはつらいですよね。でも、神経ブロック注射の効果は人それぞれで、時間がかかることもありますし、効果が限定的な場合もあります。
【今後の治療について】
1. 薬の治療
現在、鎮痛薬や漢方薬を飲んでいるとのことですが、痛みが強い場合は、他の痛み止めや神経の痛みに効く薬も考えられます。
2. リハビリ
理学療法士によるリハビリは、腰痛や坐骨神経痛の改善に役立ちます。ストレッチや筋力トレーニング、姿勢の指導を受けることで、腰への負担を減らし、神経の圧迫を和らげます。特に、腹筋や背筋を鍛えることは腰を安定させるために大切です。
3. 神経ブロック注射
痛みが強い場合は、引き続き神経ブロック注射を受けることもあります。痛みの原因となっている神経を特定し、そこに直接薬を注射することで、痛みを和らげることができます。
4. 手術
保存的な治療で効果がない場合や、神経に麻痺がある場合は、手術を考えることもあります。手術では、ヘルニアによって圧迫されている神経を解放します。担当の医師に相談してみるのも良いかもしれません。
【治療期間について】
治療にかかる期間は、症状や治療法によって異なりますが、一般的には数ヶ月から半年ほどかかることが多いです。症状が重い場合や他の病気がある場合は、さらに時間がかかることもあります。
【筋トレについて】
腰のヘルニアがあるときは、無理な運動は症状を悪化させることがあります。でも、適切な筋トレは腰痛や坐骨神経痛の改善に効果的です。医師や理学療法士の指導のもと、無理のない範囲で筋トレを行いましょう。
【まとめ】
坐骨神経痛が改善しない場合、薬の治療、リハビリ、神経ブロック注射、手術などの方法があります。治療期間は症状や治療法によって異なりますが、焦らずに取り組んでいきましょう。適切な筋トレも効果的ですが、無理せずに行ってくださいね。お近くの整形外科を探す際には、インターネットで検索してみてください。あなたの健康が少しでも早く改善することを願っています。
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