呼吸困難と心房頻拍、再検査や精神科受診の必要性について教えてください。
匿名さんの相談
20代 / 男性
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この相談に回答した医師
ユビー医師チーム
ご相談ありがとうございます。お話を伺う限り、現在の症状は過換気症候群の可能性は十分ありえると考えられますが、他の疾患の可能性も完全には排除できません。「精神科に受診してみて症状が改善するか様子をみてほしい」という循環器内科の先生の通り、まずは受診し、治療によって症状が改善するか試してみることは、一般的な診療のフローだと考えられます。
過換気症候群について
過換気症候群は、ストレスや不安が原因で呼吸が速く浅くなり、体内の二酸化炭素が減少することで様々な症状が現れる状態です。以下のような症状が特徴です。
- 息苦しさ
- 胸の違和感
- 動悸
- 手足のしびれや冷感
あなたの症状の一部はこれに該当するため、過換気症候群の可能性があります。(精神科では、症状に応じて広場恐怖症や、パニック障害などの診断名になるかもしれません)
症状が最初に起こったとき、何かストレスの要因はなかったでしょうか(例えば、重要な仕事上のプレゼン、満員電車で息苦しい状況など)。ただ、2回目以降は、「また発作が起こるのではないか」という予期不安から、特に緊張するような状況でなくても起こる可能性があります。
他の疾患の可能性
ただし、以下の点は過換気症候群では説明できないため、ほかの疾患を考慮する必要があります。
- 発熱があること
- 喉のイガイガ感
- 胸の鈍い違和感
これらの症状は他の疾患とも関連する可能性があります。例えば、何らかの感染症やアレルギー、胃食道逆流症なども否定はできません。
今後の対応
精神科の受診をおすすめします。循環器内科の医師からのアドバイス通り、精神科を受診してみることは良い選択だと思われます。過換気症候群(広場恐怖症、パニック障害)は心理的な要因が大きいので、専門の医師に相談することで症状が改善する可能性があります。精神科では以下のような治療が提案されることがあります。
- 薬物療法: 抗不安薬だけでなく、抗うつ薬が処方されることがあります。
- 心理療法: ストレスや不安の原因を探り、対処法を学ぶことができます。
- リラクゼーション法: 呼吸法やリラクゼーション技術を学び、過換気を防ぐ方法を身につけることができます。
また以下については再度呼吸器内科や循環器内科に相談されることがおすすめです。
特に、発熱や喉のイガイガ感が続く場合は、精神科疾患で説明できないため、病状をお伝えいただき、再度詳しい検査を受けることをお勧めします。
まとめ
現在の症状は過換気症候群(もしくはそれに類する精神科の疾患)の可能性がありますが、他の疾患の可能性も完全には排除できません。まずは精神科を受診してみることをお勧めしますが、症状が続く場合や新たな症状が現れた場合は、再度呼吸器内科や循環器内科に相談してください。精神科・心療内科を選ぶ基準は、先生との相性も重要ですが、日本精神神経学会の専門医や、精神保健指定医という資格を持った医師をおすすめします(資格がない場合、精神科の経験が浅い医師である可能性があります)。 お近くの精神科・心療内科は、こちらから検索できますのでご活用ください。
どうぞお大事になさってください。
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