ぎっくり腰の可能性について整形外科受診を検討しています。相談させてください。
60代・女性のご相談
ご相談いただき、ありがとうございます。腰の違和感や「ぎくっ」とした痛み、とてもお辛いですよね。鍼治療で少しずつ良くなっているとのことですが、まだ痛みが続いているのは心配ですね。整形外科に行くかどうか迷われているお気持ち、よくわかります。
【ぎっくり腰かどうか、整形外科に行くべきかについて】
「ぎっくり腰」は、急に起こる強い腰の痛みのことを指します。原因はさまざまで、筋肉の捻挫や炎症などが考えられます。あなたの症状からすると、「ぎっくり腰」の可能性が高いかもしれません。鍼治療で少しずつ改善しているのは良い兆しですね。ただ、注意が必要な点もあります。例えば、骨が弱くなっていると、ちょっとした動作で骨が潰れてしまうことがあります。また、もともと腰に問題がある場合、何かのきっかけで症状が悪化することもあります。まれに、内臓の病気が原因で腰痛が起こることもあります。
鍼治療は筋肉や関節に効果的なこともありますが、骨の状態や他の病気がないかを確認するためには、レントゲンやMRIなどの検査が必要です。特に、特定の動作で痛みが繰り返されるのは、腰が不安定になっている可能性があります。整形外科に行くのは気が進まないかもしれませんが、一度診断を受けることで、今の状態を正しく知ることができます。もし他の原因が見つかった場合には、それに合った治療が必要です。
【次に考えること】
1. 整形外科の受診を考えてみてください
腰の状態を正確に知るために、整形外科を受診することをお勧めします。受診の際には、痛みがいつから始まったのか、どんな時に痛みが強くなるのか、鍼治療での変化などを伝えると良いでしょう。もし可能であれば、別の医療機関を選ぶのも一つの方法です。
2. 日常生活での注意点
痛みが出る動作はできるだけ避けましょう。重いものを持つときや急に体をひねる動作は控えてください。痛みが強いときは無理せず安静にし、少し楽になったら無理のない範囲で体を動かすようにしましょう。コルセットを使うのも一時的には良いですが、長期間の使用は筋力低下を招くこともあるので、医師に相談してください。
【まとめ】
今の症状は「ぎっくり腰」の可能性が高いですが、他の原因がないか確認するために、一度整形外科を受診することをお勧めします。整形外科への不安もあるかと思いますが、正確な診断が今後の適切な対応に繋がります。どうぞお大事になさってください。
公開日:
相談日:
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ