おでこ以外にたんこぶがある
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/07/26
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おでこ以外にたんこぶがあるという症状について「ユビー」でわかること
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「おでこ以外にたんこぶがある」はどんな症状ですか?
おでこ以外にたんこぶがあるとは
「おでこ以外にたんこぶがある」に関連する主の病気には、脳しんとうなどがあります。
「おでこ以外にたんこぶがある」のQ&A
- A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説たんこぶは、自宅でもある程度のセルフチェックが可能です。
たんこぶは多くの場合、軽い頭部打撲によって生じる皮下の一時的な腫れです。まず、腫れの性状を確認します。皮膚の表面がやや盛り上がっていて、押すと少し痛いけれども、強い痛みや広がりがない場合、多くは軽症のたんこぶです。数時間〜数日で徐々に小さくなっていけば、自然治癒が期待できます。
一方で、次のような症状がある場合は、たんこぶに見えても脳や骨の損傷を伴う可能性があるため注意が必要です。- 頭を打った直後に意識を失った、ぼーっとした、けいれんした
- 強い頭痛、吐き気、嘔吐がある
- 元気がなく眠りがち、反応が鈍い、言動がおかしい、呂律が回らない
- 出血が止まらない、耳や鼻から血や液体が出る
- 目の周りや耳の後ろに皮下出血(あざ)が拡がっている
- たんこぶが急に大きくなる、熱を持つ、赤くなる
このような場合は、セルフチェックで判断せず、脳神経外科や救急外来を受診してください。CTなどの画像検査で頭蓋内の出血や骨折の有無を確認することができます。また、たんこぶ自体が小さくても、脳への影響があとから出ることがあるため、打撲後12〜24時間は注意深く観察することが大切です。特に、乳幼児や高齢者は症状の変化に気づきにくいことがあるため注意が必要です。
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、たんこぶかどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るLumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children.. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853..
Barbosa RR, et al. Eastern Association for the Surgery of Trauma. Evaluation and management of mild traumatic brain injury: an Eastern Association for the Surgery of Trauma practice management guideline. J Trauma Acute Care Surg. 2012, 73, S307-14.
Ginsburg J et al. Smith T. Traumatic Brain Injury. StatPearls. 2025, , PMID: 32491784. - A.
たんこぶは頭をぶつけることで生じる頭皮下の血液や液体のたまりです。
解説「たんこぶ」とは、頭をぶつけたあとにできる一時的な腫れのことを指します。医学的には「頭部の皮下血腫」や「皮下浮腫」と呼ばれ、頭皮の下にある血管が衝撃で傷つき、血液やリンパ液が皮下にたまることで起こります。頭は皮膚の下に骨がすぐあるため、血液の逃げ場がなく、盛り上がって見えるのが特徴です。
多くの場合、たんこぶは数時間から数日で自然に小さくなり、痛みも軽減します。冷やすことで腫れを抑えられますが、時間がたっても強い痛み、吐き気、頭痛、意識のぼんやり、けいれんなどの症状が出る場合は、脳への衝撃により脳震盪や頭蓋内出血などが生じている可能性もあるため、すぐに医療機関を受診する必要があります。
特に、乳幼児や高齢者は症状の変化に気づきにくいことがあるため注意が必要です。頭を打ったあとは、たんこぶの大小に関わらず、数時間は意識や行動をよく観察することが大切です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るLumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children.. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853..
Barbosa RR, et al. Eastern Association for the Surgery of Trauma. Evaluation and management of mild traumatic brain injury: an Eastern Association for the Surgery of Trauma practice management guideline. J Trauma Acute Care Surg. 2012, 73, S307-14.
Ginsburg J et al. Smith T. Traumatic Brain Injury. StatPearls. 2025, , PMID: 32491784. - A.
冷やさなくても多くは自然に治りますが、腫れや痛みが長引くことがあります。
解説大人でたんこぶを冷やさなかった場合、腫れや痛みが長引くことがあります。
たんこぶは、頭をぶつけた衝撃で皮下の血管が損傷し、血液やリンパ液がたまることで生じます。冷やすことで血管が収縮し、たんこぶ部分の血流が減少するため、出血や腫れを最小限に抑えられます。頭をぶつけてから最初の数時間は、断続的に冷却すると効果的です。
冷やさなかった場合でも多くは自然に治りますが、皮下の出血や炎症が長引くことで、腫れや痛み、熱感が長く残ったり、腫れがより顕著になったり、治りが遅くなったりすることがあります。たんこぶは、大きく目立つ状態で数日~1週間ほど残ることがあり、吸収に数週間かかることもまれにあります。また、大人では代謝や血流が子どもより緩やかなため、自然に引くまで時間がかかる傾向があります。
ただし、冷却をしなかったこと自体で、重篤な合併症が起きることはまれです。重要なのは、脳や骨に異常がないかを見逃さないことです。冷却自体は、脳震盪や頭蓋内出血の治療にはなりません。打撲後に強い頭痛、吐き気、意識を失ったり、ぼーっとするなどの症状がある場合は、冷やす・冷やさないにかかわらず医療機関を受診してください。
冷やしそびれた場合でも、翌日以降に温めて血流を促すことで、体が自然にたんこぶを吸収しやすくなります。痛みが残る場合は市販の鎮痛薬の使用も検討できます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るLumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children.. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853..
Barbosa RR, et al. Eastern Association for the Surgery of Trauma. Evaluation and management of mild traumatic brain injury: an Eastern Association for the Surgery of Trauma practice management guideline. J Trauma Acute Care Surg. 2012, 73, S307-14.
Ginsburg J et al. Smith T. Traumatic Brain Injury. StatPearls. 2025, , PMID: 32491784. - A.
たんこぶの多くは打撲による皮下出血ですが、骨折や頭蓋内出血などが隠れている場合もあります。
解説たんこぶは、頭の打撲が主な原因です。まれに頭蓋骨骨折や頭蓋内出血が隠れている場合があります。
たんこぶは、主に頭への外からの衝撃により、頭皮の下に血液やリンパ液がたまることで生じる腫れです。原因の多くは転倒や衝突、スポーツ中のけがなどで、血管の一部が切れて出血したり、リンパ液という液体がしみ出したりして起こります。頭皮は血流が豊富なため、わずかな打撲でも大きく腫れ上がることがあります。
通常のたんこぶは皮下の一時的な反応で、数日〜1週間ほどで自然に小さくなります。しかし、まれに次のような病気が隠れていることがあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るLumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children.. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853..
Barbosa RR, et al. Eastern Association for the Surgery of Trauma. Evaluation and management of mild traumatic brain injury: an Eastern Association for the Surgery of Trauma practice management guideline. J Trauma Acute Care Surg. 2012, 73, S307-14.
Ginsburg J et al. Smith T. Traumatic Brain Injury. StatPearls. 2025, , PMID: 32491784. - A.
衝撃の程度によります。後頭部のたんこぶも通常は軽症ですが、意識障害や嘔吐があれば受診が必要です。
解説後頭部にたんこぶができた場合、多くは軽い打撲による皮下血腫であり、通常は自然に治ることがほとんどです。
軽度の後頭部のたんこぶは、冷却(タオルで包んだ保冷剤を10〜15分当て、間隔をあけて繰り返す)と安静で数日〜1週間ほどで腫れや痛みは落ち着きます。
一方で、後頭部への強い衝撃は、頭蓋内出血や脳震盪、頭蓋骨骨折、脳挫傷などのリスクがあります。後頭部は生命機能を司る小脳や脳幹に近く、強い衝撃を受けた場合には、重大な神経障害を引き起こす可能性があります。
以下の症状がある場合は、早急に医療機関を受診してください。- 頭を打った直後に意識を失った、ぼーっとした、けいれんした
- 強い頭痛、吐き気、嘔吐がある
- 元気がなく眠りがち、反応が鈍い、言動がおかしい、呂律が回らない
- 出血が止まらない、耳や鼻から血や液体が出る
- 目の周りや耳の後ろに皮下出血(あざ)が拡がっている
- コブが急に大きくなる、熱を持つ、赤くなる
後頭部は視覚的に確認しにくいため、打撲後は意識や体調の変化を周囲の人が観察することも大切です。特に乳幼児や高齢者では、自覚症状が遅れて現れることがあるため注意してください。また、一部の危険な合併症(硬膜下血腫など)はゆっくりと進行し、症状は数時間後、または数日後に現れることがあります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るLumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children.. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853..
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軽度のたんこぶも、遅れて症状が現れないか経過観察が大切です。嘔吐や意識障害があれば受診が必須です。
解説たんこぶを放置してはいけません。軽いたんこぶは通常自然に治りますが、遅れて症状が出ないか経過観察が大切です。嘔吐や意識障害などがある場合は速やかに受診が必要です。
たんこぶの様子を見てよいかどうかは、打撲の強さや症状の有無により判断が変わります。多くの場合は自然に吸収され、数日〜1週間で治るため、軽度で痛みも少く、意識がはっきりしている(周囲から見て普段どおりの様子である)場合は、自宅で安静にして経過を見ることが可能です。受傷後速やかに冷却(タオルで包んだ保冷剤を10〜15分当て、間隔をあけて繰り返す)を行うことで、腫れや痛みを抑えることができます。
一方で、以下の症状がある場合は、頭蓋内出血、脳震盪、頭蓋骨骨折などのより深刻な合併症が生じている可能性もあるため、たんこぶの大きさに関わらず、速やかに医療機関を受診する必要があります。- 頭を打った直後に意識を失った、ぼーっとした、けいれんした
- 強い頭痛、吐き気、嘔吐がある
- 元気がなく眠りがち、反応が鈍い、言動がおかしい、呂律が回らない
- 出血が止まらない、耳や鼻から血や液体が出る
- 目の周りや耳の後ろに皮下出血(あざ)が拡がっている
- コブが急に大きくなる、熱を持つ、赤くなる
乳幼児や高齢者では、自覚症状がわかりにくいため、特に注意が必要です。一部の危険な合併症(硬膜下血腫など)はゆっくりと進行し、症状は数時間後、または数日後に現れることがあるため、症状の変化を観察することが重要です。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るLumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children.. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853..
Barbosa RR, et al. Eastern Association for the Surgery of Trauma. Evaluation and management of mild traumatic brain injury: an Eastern Association for the Surgery of Trauma practice management guideline. J Trauma Acute Care Surg. 2012, 73, S307-14.
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こめかみや後頭部を打った場合は特に危険です。嘔吐や意識障害などの症状があれば速やかに受診しましょう。
解説頭への衝撃で特に注意が必要なのは、こめかみと後頭部です。
頭の打撲の危険度は、打った場所と衝撃の強さにより大きく異なります。最も危険な部位は、こめかみ(耳のすぐ上の頭部側面)、後頭部、頭蓋底です。これらの部位は骨が薄く、重要な血管や神経構造に近いため、頭蓋内出血、頭蓋骨骨折、直接的な脳損傷といった深刻な合併症のリスクが高まります。- こめかみ:薄い骨の下に中硬膜動脈という太い血管が通っており、衝撃によりこの血管が破れ、硬膜外血腫という緊急事態を引き起こす可能性があります。打った直後は意識が保たれていても、頭蓋内圧(頭蓋骨内部の圧)の上昇により、数時間後に急変することがあり、非常に危険です。
- 後頭部:強い衝撃は、脳震盪、脳挫傷、頭蓋内出血などを引き起こし、脳幹や小脳など生命維持のために重要な部分が影響を受ける可能性があります。後ろ向きに転倒して打つことが多く、特に高齢者では軽い衝撃でも遅れて合併症が起こることがあります。
- 頭蓋底:脳を支える頭蓋骨の底面部分にあたり、呼吸や心拍を制御する重要な神経構造が存在します。この部位への外傷は、頭蓋骨骨折、脳幹損傷、脊髄損傷につながる可能性があります。
頭頂部や前頭部(額)は比較的骨が厚く衝撃に強いため、たんこぶで済むことが多いですが、強打した場合や症状が続く場合は油断できません。意識障害、嘔吐、けいれん、脱力、異常な眠気、耳や鼻から血液や液体が出るなどの症状がある場合は、部位にかかわらず速やかに受診が必要です。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るLumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children.. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853..
Barbosa RR, et al. Eastern Association for the Surgery of Trauma. Evaluation and management of mild traumatic brain injury: an Eastern Association for the Surgery of Trauma practice management guideline. J Trauma Acute Care Surg. 2012, 73, S307-14.
Ginsburg J et al. Smith T. Traumatic Brain Injury. StatPearls. 2025, , PMID: 32491784. - A.
おでこのたんこぶは通常1週間で軽快しますが、強い腫れでは2〜3週間かかることもあります。
解説大人のたんこぶがおでこにできた場合、通常治るまでに1週間前後かかります。
おでこは頭部の中でも皮膚が薄く、骨のすぐ上に血管が走っているため、ぶつけた直後に大きく腫れやすいのが特徴です。ただし、ほとんどの場合は軽度の皮下出血や浮腫によるもので、1週間前後で自然に治ります。
一般的には、受傷から2〜3日以内が最も腫れが目立ち、その後ゆっくりと吸収されていきます。痛みや赤みは数日で和らぎ、5〜10日ほどでこぶの盛り上がりも次第に平らになります。体質や怪我の重症度によっては、完全に目立たなくなるまで最大2~3週間かかることもあります。
冷却を適切に行うと腫れのピークを抑えられ、回復も早まります。一方で、強くぶつけて内部に血液が多くたまった場合は、固まった血液が吸収されるまで時間がかかり、しばらく硬いしこりのように残ることがあります。その場合も多くは自然に消えますが、痛みや赤み、熱感が続くような場合には、医療機関で確認すると安心です。
また、たんこぶが大きくなる、強い痛みを伴う、持続的な頭痛やめまい、嘔吐、吐き気、視覚の異常、意識の変化などがある場合には、脳や骨の損傷を伴う可能性があるため、速やかに医療機関を受診してください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るLumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children.. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853..
Barbosa RR, et al. Eastern Association for the Surgery of Trauma. Evaluation and management of mild traumatic brain injury: an Eastern Association for the Surgery of Trauma practice management guideline. J Trauma Acute Care Surg. 2012, 73, S307-14.
Ginsburg J et al. Smith T. Traumatic Brain Injury. StatPearls. 2025, , PMID: 32491784. - A.
受傷後速やかに、タオル越しに15分間ほど冷やします。断続的に繰り返し、数時間冷却するのが効果的です。
解説たんこぶは、受傷後速やかに、氷や保冷剤を皮膚に直接当てずに、15分ほど冷却します。
たんこぶは、頭をぶつけた衝撃で皮下に血液やリンパ液がたまったものです。冷やすことで血管が収縮し、出血や炎症を最小限に抑えることができるため、受傷直後の対応が重要です。
冷やすときは、凍傷を防ぐため、氷や保冷剤を直接肌に当てないことが基本です。タオルやハンカチなどの薄い布で包んだ氷や保冷剤を、患部に10〜20分ほど当てます。その後1時間ほど間をあけ、再び同様に冷却します。これを必要に応じて2〜3時間程度繰り返すと、腫れや痛みを抑える効果が高まります。乳幼児や高齢者、皮膚の弱い人などでは、適宜覆う布を厚くしたり、冷却時間を短くするなど調整してください。
長時間連続で冷やすと、血流が悪くなりすぎて、皮膚や皮下組織にダメージを与える場合や、逆に治りが遅くなる場合があるため、短時間・間隔をあけて行うのがポイントです。冷やしている途中で眠ってしまったり、一度の冷却時間が20分を超えないように注意してください。また、痛みが強い場合は、冷却中に軽く押さえず、優しく当てるだけにしましょう。
冷やしても痛みや腫れが増す、吐き気・頭痛・意識の変化がある場合は、頭蓋内損傷の可能性があるため、早めに医療機関を受診してください。冷却は、たんこぶの腫れや痛みを和らげるのには役立ちますが、脳震盪や頭蓋内出血などのより重篤な合併症を予防したり、治療することはできません。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るLumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children.. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853..
Barbosa RR, et al. Eastern Association for the Surgery of Trauma. Evaluation and management of mild traumatic brain injury: an Eastern Association for the Surgery of Trauma practice management guideline. J Trauma Acute Care Surg. 2012, 73, S307-14.
Ginsburg J et al. Smith T. Traumatic Brain Injury. StatPearls. 2025, , PMID: 32491784. - A.
たんこぶは冷却と安静で自然に治ります。原因となる頭部外傷を避けることで予防できます。
解説たんこぶの治療は、ほとんどが安静と冷却による経過観察で十分です。
たんこぶは、頭への衝撃により、頭皮の下にある血管が衝撃で傷つき、血液やリンパ液が皮下にたまることで起こります。頭皮下にたまった血液やリンパ液は時間とともに吸収され、数日〜1週間で腫れや痛みが自然に軽減します。
受傷直後は、まず冷やすことが重要です。タオルで包んだ保冷剤や氷袋を10〜15分ほど当て、30分ほど間をあけて繰り返します。冷却によってたんこぶそのものを治すことはできませんが、血管が収縮し、腫れや痛みを抑えることができます。
痛みが強い場合には、市販のアセトアミノフェンなどを使用してもよいですが、使用前に年齢と体重に応じた量を確認することが大切です。また、強い痛みが続く場合、たんこぶが急に大きくなったり、頭痛や吐き気、意識の変化がみられる場合は、骨折や頭蓋内出血などの可能性もあるため、早めの受診が必要です。
予防のためには、日常生活での転倒・衝突による頭への衝撃を避ける工夫が大切です。子どもでは遊具の下にマットを敷く、自転車に乗るときはヘルメットを着用する、屋内施設では滑りにくい靴下を使うなどの工夫が効果的です。大人では、浴室や階段など転倒リスクの高い場所への手すりの設置や、必要に応じた補助具の使用などの安全対策も重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るLumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children.. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853..
Barbosa RR, et al. Eastern Association for the Surgery of Trauma. Evaluation and management of mild traumatic brain injury: an Eastern Association for the Surgery of Trauma practice management guideline. J Trauma Acute Care Surg. 2012, 73, S307-14.
Ginsburg J et al. Smith T. Traumatic Brain Injury. StatPearls. 2025, , PMID: 32491784. - A.
強い痛みや意識障害、嘔吐などがあれば、速やかに救急外来、小児科、脳神経外科などを受診しましょう。
解説たんこぶで受診が必要な場合は、救急外来や小児科を受診します。受診の目安は、強い痛みが続く場合、意識障害や嘔吐がみられる場合です。
たんこぶの多くは軽い頭部打撲によるもので、安静と冷却で自然に治ります。したがって、通常のたんこぶであれば、受診は必須ではありません。しかし、頭の中に出血や骨折が起きている場合もあるため、受診の判断が重要です。
受診する科としては、まず救急外来や脳神経外科が適しています。夜間や休日でなければ、小児の場合は小児科でも初期対応が可能です。必要に応じてCTなどの画像検査を行い、脳や骨の異常を確認します。
以下のような場合は、早めの受診が必要です。- 頭を打った直後に意識を失った、ぼーっとした、けいれんした
- 強い頭痛、吐き気、嘔吐がある
- 元気がなく眠りがち、反応が鈍い、言動がおかしい、呂律が回らない
- 出血が止まらない、耳や鼻から血や液体が出る
- 目の周りや耳の後ろに皮下出血(あざ)が拡がっている
- たんこぶが急に大きくなる、熱を持つ、赤くなる
これらがなく、軽い腫れと痛みだけなら、自宅で冷やして経過を見てもよいでしょう。冷却は患部をタオルで包んだ保冷剤などで10〜15分行い、1〜2時間ごとに繰り返すと効果的です。数日で腫れが引かない場合や心配があれば、医療機関を受診してください。乳幼児や高齢者で、様子の変化がわかりにくい場合にも、受診を検討しましょう。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るLumba-Brown A, et al. Centers for Disease Control and Prevention Guideline on the Diagnosis and Management of Mild Traumatic Brain Injury Among Children.. JAMA Pediatr. 2018, 172, e182853..
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Ginsburg J et al. Smith T. Traumatic Brain Injury. StatPearls. 2025, , PMID: 32491784.
おでこ以外にたんこぶがあるという症状はどんな病気に関連しますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 小児科
- 救急科
