胸の真ん中の骨が痛い
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/12/03
「胸の真ん中の骨が痛い」がどの病気に関連するかAIでチェックする
胸の真ん中の骨が痛いという症状について「ユビー」でわかること
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「胸の真ん中の骨が痛い」はどんな症状ですか?
胸の真ん中の骨が痛いとは
「胸の真ん中の骨が痛い」に関連する症状はありますか?
「胸の真ん中の骨が痛い」のQ&A
- A.
肋骨や肋軟骨の周囲に骨折や炎症がある場合が考えられます。
解説肋骨や肋軟骨(骨と骨の衝突や摩擦を防ぎ、関節の動きを滑らかにしている組織)の周囲に骨折や炎症がある場合、呼吸の時に肋骨が動くことにより痛みを感じます。
怪我がある場合と、ない場合で原因は異なります。怪我をした場合
肋骨や肋軟骨でのひびや骨折、肋骨周囲の内出血などが考えられます。
怪我がない場合
肺や胸膜(肺の周囲の膜)、肋軟骨の炎症や肋間神経痛などが考えられます。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るA. Ayloo, et al. Prim Care. 2013, 40(4), 863-887.
S.M. Kass,et al.Am Fam Physician.2007,75(9),1357-1364. - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
- A.
胸郭の一部である肋骨に痛みが生じる状態です。肋骨とはいわゆる「あばら骨」のことです。
解説肋骨は、心臓や肺を保護する胸郭の一部です。
肋骨と胸骨を繋ぐ軟骨(骨と骨の衝突や摩擦を防ぎ、関節の動きを滑らかにしている組織)を、肋軟骨(ろくなんこつ)と言います。自覚的に肋骨の痛みと肋軟骨の痛みを区別することは困難であるため、共に「肋骨が痛い」という場合が多いです。
骨の痛みは、押したり動かしたりすると痛いという特徴があります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る正田悦朗.肋骨骨折.一般社団法人 日本骨折治療学会,https://www.jsfr.jp/ippan/condition/ip09.html(参照 2023-12-27)
金城 光代,金城 紀与史,岸田 直樹.ジェネラリストのための内科外来マニュアル 第2版.2017,医学書院. - A.
さまざまな病気の可能性があり、特に内臓や皮膚の病気が現任の場合で早い治療が必要となります。
解説肋骨のまわりが痛くなる原因にはさまざまなものがあります。原因としては、骨や神経、皮膚、内臓に異常を生じることなどがあります。特に、内臓や皮膚の病気が原因である場合は、正確な診断や治療が重要となります。
筋肉の損傷や骨折
肋骨の痛みが運動などで上半身に力が入るような作業の後や転んでぶつけた後に始まったものであれば、筋肉の損傷や骨折が原因である可能性があります。市販の痛み止めでかなり効果がみられるようであれば、この可能性も考えてよいかもしれません。
帯状疱疹
片側の肋骨に沿って皮膚の症状がみられる場合には、帯状疱疹という水疱瘡のウイルスによる肋骨の痛みの可能性があります。この病気では、ウイルスに有効な薬を早い段階で使用しないと痛みが長期間残りやすくなる場合があります。
内臓の病気
内臓の病気が原因で肋骨が痛くなる場合もあります。胆のうや腎臓、十二指腸という小腸の一部や大腸に原因がある場合です。横になって安静にしていても痛みが続く場合などは、内臓の病気の可能性も考えなくてはいけないことがあります。正確な診断と治療が必要になります。
このように肋骨の痛みではさまざまな原因がかくれている可能性があります。強い痛みの場合や長く続く痛みがあれば、一度病院を受診して原因をはっきりさせましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎・蕁麻疹治療安全性検討委員会.“Q11帯状疱疹とは何ですか?”.皮膚科Q&A.https://www.dermatol.or.jp/qa/qa5/q11.html,(参照 2024-09-26).
日本消化器病学会.“胆石症|ガイドライン一覧”.日本消化器病学会ガイドライン.https://www.jsge.or.jp/committees/guideline/guideline/tanseki2021.html,(参照 2024-09-26). - A.
打撲などがある場合は整形外科、咳の影響や発熱などがある場合は呼吸器内科の受診をおすすめします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る打撲や受傷など物理的な原因が明らかにある場合は、整形外科の受診をおすすめします。
咳をたくさんして肋骨が痛い場合は、呼吸器内科と整形外科の2つを受診することをおすすめします。
発熱や息が苦しい、息を吸った時に胸が痛いといった症状がある場合は、肺炎や気胸などの可能性があるので、呼吸器内科を受診しましょう。
痛みの原因によって治療が異なるため、肋骨の痛みを感じる場合は我慢せずに医療機関を受診することをおすすめします。 - A.
明らかにケガが原因であれば、痛み止めの使用が有効な場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る肋骨の痛みの原因によって対処法は異なります。
もし肋骨の痛みが運動などで上半身に力が入るような作業の後や転んでぶつけた後に始まったものであれば、筋肉の損傷や骨折が原因である可能性があります。筋肉の損傷だけで済んでいれば、痛み止めの飲み薬や貼り薬の使用、アイシングや安静が有効な場合があります。
骨折であった場合は、市販の痛み止めだけでは十分に効果が感じられない場合もあります。
皮膚の病気である帯状疱疹や、内臓の痛みが原因である場合はこの限りではありません。病院を受診して、原因に応じた治療を受けることが重要です。 - A.
原因となる診断によって治療方法は異なります。肋骨骨折や肋軟骨炎について例示します。
解説肋骨骨折の場合、痛み止めの内服や湿布、固定帯など手術ではない治療を行うことが一般的です。
骨の本来の位置とのズレが高度な場合などには、手術を行うこともあります。肋軟骨炎も同様に、痛み止めや湿布を使います。肺炎など内科的な疾患が原因となっている場合には原因に応じた治療を行います。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るA.M Proulx, et al. Am Fam Physician. 2009, 80(6), 617-620.
正田悦朗.肋骨骨折.一般社団法人 日本骨折治療学会,https://www.jsfr.jp/ippan/condition/ip09.html(参照 2023-12-27) - A.
ストレスによる十二指腸潰瘍や便秘などによって、肋骨のまわりが痛くなることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る肋骨のまわりが痛くなる原因にはさまざまなものがあります。
原因としては、骨や神経、皮膚、内臓に異常を生じることで痛みを感じます。
このなかでストレスと関係があるものに、十二指腸という小腸のひとつである内臓があります。ストレスが多いことで起こる胃潰瘍という胃の粘膜が傷つく病気がありますが、同じようにストレスが原因で十二指腸の粘膜が傷つくことでみぞおちや右の肋骨まわりに痛みを感じます。
この痛みが空腹時に悪化しやすいことがこの病気の特徴です。
ほかには、ストレスが原因で便秘が悪化することで右肋骨のまわりが痛むことがあります。便秘が続くと痛みが増し、排便後に痛みが改善する場合にはこの可能性があります。
ただし、他にも原因がかくれている可能性があります。強い痛みの場合や長く続く痛みがあれば、一度病院を受診して原因をはっきりさせましょう。 - A.
打撲だけで骨折を伴わない場合、多くの場合は1〜2週間で痛みは治ります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る打撲だけで骨折を伴わない場合、多くの場合は1〜2週間で痛みは消えます。
しかし、打撲の程度が激しく強い腫脹や内出血を伴う場合には、もう少し長引くこともあります。
また、病院のレントゲンで骨折が無く打撲だけと判断されていても、痛みが治らず後で精密検査を行うと、ずれていない骨折(いわゆるひび)が見つかる場合もあります。 - A.
胸の痛みを感じる点では同様ですが、骨折の方が痛みの程度が強いことが多いです。基本的には、治療は同様です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る肋骨の打撲と骨折は、痛みや呼吸困難を感じるという点では同様です。
しかし多くの場合で骨折を伴う場合の方が痛みや腫れ、内出血の程度は強いことが多いです。
治療については肺や心臓、血管の損傷を伴っていなければ、打撲の場合も骨折がある場合もほぼ同様の治療を行います。 - A.
まれですが、更年期の影響で肋骨が痛くなることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る更年期にはホルモン(生物の体内で作られ、身体のさまざまな働きを調整する化学物質)の変化により多彩な症状が起こり、その中には筋の緊張や関節痛などがあります。
また、更年期には通常より痛みに敏感になる場合があり、これらの状況が重なると更年期の影響で肋骨の痛みが出ることがあります。 - A.
肋骨や肋軟骨の骨折・炎症、肺や胸膜などの病気の可能性があります。帯状疱疹も原因となる場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る肋骨の骨折や肋軟骨炎などが原因として挙げられます。
また、骨折などの構造的な問題だけでなく、肋間神経の痛みが原因となることもあります。肺炎や気胸などが原因となり、肺を覆っている胸膜に炎症や刺激が及ぶと、肋骨周辺の痛みとして自覚することがあります。帯状疱疹も肋骨周辺の痛みの原因となる可能性があります。
胸の真ん中の骨が痛いという症状はどんな病気に関連しますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 内科
- 呼吸器内科
- アレルギー科