関節のこわばり(動かしづらさ)がある
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/07/26
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関節のこわばり(動かしづらさ)があるという症状について「ユビー」でわかること
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「関節のこわばり(動かしづらさ)がある」はどんな症状ですか?
関節のこわばり(動かしづらさ)があるとは
「関節のこわばり(動かしづらさ)がある」に関連する主の病気には、関節リウマチ、線維筋痛症、慢性疼痛などがあります。
「関節のこわばり(動かしづらさ)がある」のQ&A
- A.
更年期にはホルモンバランスの変化により、関節のこわばりや体の不調が現れやすくなることがあります。
解説更年期(一般的に40代後半から50代前半)には、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が急激に減少します。エストロゲンは骨や関節の健康にも関与しているため、その減少が関節の痛みや、こわばりを引き起こす一因となることがあります。
また、更年期には自律神経の乱れや精神的なストレスも生じやすく、これらが体のこわばりや筋肉の緊張を招くこともあります。
更年期における関節症状は個人差が大きく、他の更年期症状(ほてり、発汗、疲労感など)と併発することもあります。症状が続く場合は、婦人科や整形外科、リウマチ科などに相談することをおすすめします。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るKolasinski SL, et al. 2019 American College of Rheumatology/Arthritis Foundation Guideline for the Management of Osteoarthritis of the Hand, Hip, and Knee. Arthritis Care Res (Hoboken). 2020, 72, 149-162.
National Clinical Guideline Centre (UK). Osteoarthritis: Care and Management in Adults. London: National Institute for Health and Care Excellence (UK). 2014, , . - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説関節のこわばりについて、ご自身で症状を観察し、記録することは医療機関を受診する際に役立ちます。以下の点がセルフチェックの参考になります。
- こわばりを感じる時間帯: 特に朝起きた時か、日中や夕方か
- こわばりの持続時間: 数分で改善するか、数時間続くか
- こわばりを感じる関節: 特定の関節か、複数の関節か。左右対称か
- 痛みや腫れの有無: こわばりとともに痛みや腫れがあるか
- 他の症状: 発熱、倦怠感、皮疹などを伴うか
しかし、これらの観察はあくまで症状の把握であり、病気の診断に代わるものではありません。
こわばりの原因は多岐にわたり、専門的な検査や診察が必要です。気になる症状がある場合は、必ず医療機関を受診して医師の診断を受けてください。症状検索ツールなども参考にはなりますが、最終的な判断は医師にご相談ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るKolasinski SL, et al. 2019 American College of Rheumatology/Arthritis Foundation Guideline for the Management of Osteoarthritis of the Hand, Hip, and Knee. Arthritis Care Res (Hoboken). 2020, 72, 149-162.
National Clinical Guideline Centre (UK). Osteoarthritis: Care and Management in Adults. London: National Institute for Health and Care Excellence (UK). 2014, , . - A.
関節がスムーズに動かせず、固まったように感じる症状です。特に朝起きた時に強く感じることがあります。
解説関節のこわばりとは、関節を動かし始める際に抵抗を感じたり、動きが鈍く感じたりする状態を指します。
特に朝起きたあとや長時間同じ姿勢でいたあとに強く感じることが多く、「朝のこわばり」として知られています。これは、関節の炎症や周囲組織のむくみなどが原因で起こることがあります。
こわばりの持続時間や程度は原因によって異なり、数分で改善する場合もあれば、数時間続く場合もあります。痛みや腫れを伴うこともあり、日常生活に影響を与えることがあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るKolasinski SL, et al. 2019 American College of Rheumatology/Arthritis Foundation Guideline for the Management of Osteoarthritis of the Hand, Hip, and Knee. Arthritis Care Res (Hoboken). 2020, 72, 149-162.
National Clinical Guideline Centre (UK). Osteoarthritis: Care and Management in Adults. London: National Institute for Health and Care Excellence (UK). 2014, , . - A.
関節の炎症や周囲組織の腫れが考えられます。関節リウマチや他の炎症性関節炎、感染症などが原因として挙げられます。
解説関節のこわばりに加えて、関節やその周囲がむくんで腫れている場合、関節の炎症が強く起きている可能性が高いです。
関節リウマチでは、炎症によって関節液が増えたり、滑膜が厚くなったりすることで、こわばり、痛み、そして腫れ(むくみ)が同時に現れます。
細菌による感染性関節炎でも、強い炎症反応として関節の腫れと痛みを伴うこわばりが生じます。
痛風や偽痛風発作でも、患部の関節が赤く腫れて熱を持ち、強い痛みとこわばりを感じます。むくみが全身性の場合や、他の症状(発熱など)を伴う場合は、より注意が必要です。
これらの症状がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るKolasinski SL, et al. 2019 American College of Rheumatology/Arthritis Foundation Guideline for the Management of Osteoarthritis of the Hand, Hip, and Knee. Arthritis Care Res (Hoboken). 2020, 72, 149-162.
National Clinical Guideline Centre (UK). Osteoarthritis: Care and Management in Adults. London: National Institute for Health and Care Excellence (UK). 2014, , . - A.
関節の拘縮や炎症などが考えられます。関節リウマチ、変形性関節症、痛風、外傷などが原因として挙げられます。
解説関節のこわばりと痛みが同時に現れる場合、関節自体やその周囲組織に炎症や損傷が起きている可能性が高いです。
関節リウマチでは、関節の滑膜に炎症が起こり、こわばり、痛み、腫れが典型的な症状です。
変形性関節症では、軟骨の摩耗により炎症や骨の変形が生じ、動き始めのこわばりと運動時の痛みが特徴です。
痛風は急激な関節の炎症と激しい痛みを引き起こします。また、捻挫や骨折などの外傷、腱鞘炎や滑液包炎といった関節周囲の炎症でも、こわばりと痛みが同時に起こることがあります。
症状が続く場合は、医療機関を受診して原因を特定することが重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るKolasinski SL, et al. 2019 American College of Rheumatology/Arthritis Foundation Guideline for the Management of Osteoarthritis of the Hand, Hip, and Knee. Arthritis Care Res (Hoboken). 2020, 72, 149-162.
National Clinical Guideline Centre (UK). Osteoarthritis: Care and Management in Adults. London: National Institute for Health and Care Excellence (UK). 2014, , . - A.
変形性関節症、関節炎、腱鞘炎など、リウマチ以外の原因も多くあります。
解説関節のこわばりは、関節リウマチの代表的な症状ですが、それ以外のさまざまな病気や状態でも起こりえます。
例えば、関節の軟骨がすり減る変形性関節症では、特に朝や動き始めにこわばりを感じることがあります。関節炎にはリウマチ以外にも、痛風や偽痛風といった結晶が原因のもの、感染によるものなどがあり、これらもこわばりを伴います。
また、関節そのものではなく、関節の周囲にある腱鞘炎(腱を覆う鞘の炎症)や、滑液包炎なども関節の動きを妨げ、こわばりのように感じられることがあります。原因によって治療法が異なるため、正確な診断のためには医療機関での診察が必要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るKolasinski SL, et al. 2019 American College of Rheumatology/Arthritis Foundation Guideline for the Management of Osteoarthritis of the Hand, Hip, and Knee. Arthritis Care Res (Hoboken). 2020, 72, 149-162.
National Clinical Guideline Centre (UK). Osteoarthritis: Care and Management in Adults. London: National Institute for Health and Care Excellence (UK). 2014, , . - A.
関節炎(リウマチ、変形性)、使いすぎ、加齢、特定の病気などが原因となります。
解説関節のこわばりの原因は多岐にわたります。代表的なものとしては、関節リウマチなどの炎症性関節疾患、変形性関節症のような非炎症性の関節疾患があります。その他にも、痛風や偽痛風といった結晶性関節炎、感染による関節炎、腱鞘炎などが原因となることもあります。
また、関節の使いすぎや、加齢に伴う関節の変化、長時間の不動なども、こわばりを引き起こす要因となります。正確な原因を特定するためには、医療機関での診察が必要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るKolasinski SL, et al. 2019 American College of Rheumatology/Arthritis Foundation Guideline for the Management of Osteoarthritis of the Hand, Hip, and Knee. Arthritis Care Res (Hoboken). 2020, 72, 149-162.
National Clinical Guideline Centre (UK). Osteoarthritis: Care and Management in Adults. London: National Institute for Health and Care Excellence (UK). 2014, , . - A.
原因に応じた薬物療法、リハビリなどがあります。予防には適度な運動やストレッチが有効です。
解説関節のこわばりの治療は、その原因によって異なります。
関節リウマチなどの炎症性疾患の場合は、炎症を抑え、病気の進行を抑えるための薬物療法(抗リウマチ薬、生物学的製剤など)が中心となります。痛みを和らげるために非ステロイド性抗炎症薬が使われることもあります。
変形性関節症の場合は、痛みを軽減する薬や注射、関節の動きを改善し、筋力を維持するためのリハビリテーションが行われます。場合によっては手術が検討されることもあります。
予防としては、関節に負担をかけすぎないように適正体重を維持すること、関節の柔軟性を保つための適度な運動やストレッチを習慣にすることが有効です。ただし、症状がある場合は自己判断で無理な運動をせず、医師や理学療法士の指導のもとで行うことが重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るKolasinski SL, et al. 2019 American College of Rheumatology/Arthritis Foundation Guideline for the Management of Osteoarthritis of the Hand, Hip, and Knee. Arthritis Care Res (Hoboken). 2020, 72, 149-162.
National Clinical Guideline Centre (UK). Osteoarthritis: Care and Management in Adults. London: National Institute for Health and Care Excellence (UK). 2014, , . - A.
整形外科やリウマチ膠原病内科を受診しましょう。症状が続く、悪化する、他の症状を伴う場合は受診を検討してください。
解説関節のこわばりがある場合、まずは整形外科を受診するのが一般的です。関節リウマチなど自己免疫疾患が疑われる場合は、リウマチ科(膠原病内科)が専門となります。どちらの科を受診すべきか迷う場合は、かかりつけ医に相談するか、まずは整形外科を受診して専門医を紹介してもらうことも可能です。
受診の目安としては、- こわばりが数日以上続く場合
- 徐々に悪化する場合
- 痛みや腫れ、発熱などの他の症状を伴う場合
- 日常生活に支障が出ている場合
などが挙げられます。
早期診断・早期治療が重要な病気もあるため、気になる症状があれば早めに医療機関を受診しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るKolasinski SL, et al. 2019 American College of Rheumatology/Arthritis Foundation Guideline for the Management of Osteoarthritis of the Hand, Hip, and Knee. Arthritis Care Res (Hoboken). 2020, 72, 149-162.
National Clinical Guideline Centre (UK). Osteoarthritis: Care and Management in Adults. London: National Institute for Health and Care Excellence (UK). 2014, , .
関節のこわばり(動かしづらさ)があるという症状はどんな病気に関連しますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科