骨折の種類について教えてください。
注意が必要な骨折には、開放骨折、疲労骨折、病的骨折といった種類があります。
骨折にはさまざまな分類があります。ここでは注意が必要な種類の骨折をいくつか列挙します。
1.開放骨折
骨折した骨が皮膚を突き破り、飛び出てしまった骨折です。以前は複雑骨折とも呼ばれていたものです。
骨の中は細菌感染症に弱いため、骨髄炎といって骨の内部に細菌感染症を起こすと治療に難渋します。早急に治療が必要となる骨折です。
2.疲労骨折
若い健康な方でも、同じ場所に繰り返して長期間力がかかり続けると骨折を起こすことがあります。これを疲労骨折と呼びます。
部活動を含め、スポーツ愛好者に多く、通常の骨折よりも治療に時間を要することが多い骨折です。
前駆症状として運動時や運動後の痛みが認められることが多いため、不自然な痛みがあれば早めに受診するようにしましょう。
3.病的骨折
立った状態から転倒した、尻餅をついたといった、それほど大きくない力で起こす骨折を指します。
骨粗鬆症で骨が脆くなっている場合や、がんによって骨がもともと破壊されていた場合などが代表例です。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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