膵臓がん(膵がん)に対し陽子線治療は行えますか?
病気の状況によっては、陽子線治療を行える場合もあります。
陽子線治療は放射線治療のひとつなので、特定の部位だけを治療するという「局所療法」に分類されます。
病気がひとつの場所に留まっている状態(=転移のない早期の状態)で、何らかの要素で手術が難しい患者さんには、陽子線治療が有効な可能性があります。一方で、遠隔転移(がん細胞が最初に発生した場所と別の臓器や器官に移動して増えること)があり病気が全身に広がっているような状態であれば、「局所療法」である陽子線治療よりは、全身に薬剤が到達する「化学療法」をおすすめします。
最適な治療は患者さんごとの状況によって異なるため、治療の方針は主治医とよく相談して決めるようにしましょう。
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最終更新日:
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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