特発性血小板減少性紫斑病(ITP)が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
特発性血小板減少性紫斑病を疑った場合、血液内科を受診することをおすすめいたします。
ITPが疑われる場合、血液内科を受診することをおすすめいたします。
その理由としては、ITPは病気に特異的な検査法が確立されておらず、その診断は除外診断が基本となるからです。
具体的には、血液や骨髄検査が必要であり、全身性エリテマトーデス(SLE)やHIV感染、薬剤などに伴う他の免疫性の血小板減少性紫斑病を除外する必要があります。従って、ITPに関する専門知識をもった血液内科のドクターによる診断が必要です。
最近では、保険適用外ではありますが、直接診断に有用は検査もありますので、いずれにせよITPが疑われる場合は、専門である血液内科にご相談ください。
公開日:
最終更新日:
兵庫医科大学病院 輸血・細胞治療センター 血液内科
山原 研一 監修
(参考文献)
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特発性血小板減少性紫斑病(ITP)
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「特発性血小板減少性紫斑病(ITP)」とはどのような病気ですか?
血小板に対する自己抗体により血小板が破壊され、減少する自己免疫疾患であり、出血症状が特徴です。
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の原因は何がありますか?
血小板に対する自己抗体が産生され、血小板の破壊が亢進し、同時に産生も抑制される自己免疫疾患です。
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)ではどのような症状がありますか?
血小板減少に伴い、主として点状出血や紫斑とよばれる皮下出血を中心とした出血症状を認めます。
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)には初期症状はありますか?
初期症状として、血小板減少による点状出血や紫斑とよばれる皮下出血を認めます。
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の場合、主にどのような治療をしますか?
出血症状やその原因である血小板数の減少を根拠に、ステロイドをはじめとする治療法を決定していきます。
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
ITPが疑われ出血症状を伴う場合、まず医療機関を受診して、医師の指示を仰いでください。
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)のセルフチェックはできますか?
以下のチェック項目を確認または症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えることでセルフチェック可能です。
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
第一選択薬はステロイドになります。成人の場合、関連が指摘されているピロリ菌の除菌が行われます。
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
ファーストライン・セカンドライン治療が無効の場合、免疫抑制剤などさまざまな薬を使用することがあります。
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