ITP(特発性血小板減少性紫斑病)は治る?再発する?障害者手帳は取れる?
免疫性血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病:ITP)について、特に知りたいことは何ですか?
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免疫性血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病:ITP)は完治する病気ですか?
免疫性血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病:ITP)は完治する病気ですか?
小児は完治しやすいとされますが、成人は慢性化が多い傾向にあります。
小児の場合は、大部分は1年以内に自然に血小板数が正常値に戻り、慢性型に移行するのは1割ほどです。
一方、成人型の多くは慢性型となり、ステロイドで治癒するのは約20%です。脾臓を摘出した場合、ステロイドを併用しなくても、約60%の患者さんにおいて血小板数は正常とされる10万/µL以上を維持できるようになります。
残りの約5~20%はこれら治療に難治性ですが、最近ではトロンボポエチン受容体作動薬(TPO-RA)やリツキシマブといった治療薬が標準治療に加わっており、治療効果が期待できる病気になっています。
(参考文献)
免疫性血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病:ITP)は再発しますか?
免疫性血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病:ITP)は再発しますか?
はい、ITPは再発することがありますが、新しい治療で長期的な安定も可能です。
はい、ITPは一度、治療で血小板が増えても、その後に再び減少する「再発」を起こすことがあります。特にステロイド治療で一時的に改善しても、減量や中止で再度悪化するケースは少なくありません。
脾臓摘出治療は、60%以上のケースで血小板数が正常化しますが、経過とともに再発するケースが増加します。慢性型では、長期にわたり血小板が低い状態が続くこともあります。
ただし、Helicobacter pylori感染がある患者さんでは、除菌で長期寛解が得られる場合もありますし、トロンボポエチン受容体作動薬やリツキシマブなどの新しい治療薬で安定するケースも増えています。
このように、ITPは再発する可能性がある病気ですが、治療の選択肢が広がっており、長期的にコントロールできる見通しが立ちやすくなっています。
(参考文献)
免疫性血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病:ITP)で障害者手帳は取得できますか?
免疫性血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病:ITP)で障害者手帳は取得できますか?
取得できる可能性はありますが、ITPという病名ではなく、重症度や生活への影響で判定されます。
障害者手帳を取得できる可能性はありますが、ITPという病名ではなく、出血傾向の重症度や生活への影響で判定されます。
ITPは指定難病(63番)に含まれており、医療費助成を受けられる可能性がありますが、障害者手帳は別制度です。血小板数が著しく低く、出血症状が頻発して日常生活や就労に制限がある場合に、身体障害や内部障害として認定されるケースがあります。
ただし、認定基準は自治体によって異なるため、主治医の診断書・意見書を添えて、市区町村の窓口で確認する必要があります。まずは「特定医療費(難病医療費助成)」の制度を利用するのが一般的です。
(参考文献)
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東日本橋内科クリニック 一般内科 循環器内科 院長
白石 達也 監修
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