特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の場合、主にどのような治療をしますか?
出血症状やその原因である血小板数の減少を根拠に、ステロイドをはじめとする治療法を決定していきます。
ITPの治療は、出血症状やその原因である血小板数の減少を根拠に、治療法を決定します。
小児のITPでは、高度な血小板減少症がしばしば見らますが、頭蓋内出血など重篤な出血はまれであり、出血症状を見つつ、治療介入を判断します。自然寛解することも多く、治療を要するのは30~56%と報告されており、支障のない場合は無治療で経過観察を行います。
一方で、成人のITPは、まず関連が報告されているピロリ菌の感染有無を確認し、陽性であれば除菌を行うことで、除菌成功の50~70%において血小板数の増加が認められます。
治療の基本は、出血症状および血小板数に基づき、治療法を決定します。血小板数3万/μl以上で出血症状がない、あるいは軽微な症状の場合には無治療で経過観察を行います。
さらなる血小板減少あるいは重篤な出血症状がある場合、治療を行います。第一選択は副腎皮質ステロイドであり、第二選択として、トロンボポエチン受容体作動薬(TPO-RA)、リツキシマブ、脾摘が推奨されます。
強い出血症状や手術により緊急に血小板数を増加させる必要がある場合は、免疫グロブリン大量療法、メチルプレドニゾロンパルス療法、血小板輸血が考慮されます。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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