もやもや病の場合、日常生活で気を付けることはありますか?

もやもや病になった場合、治療が終了した後も喫煙や多量の飲酒、脱水状態になる活動は避ける必要があります。

解説

もやもや病の場合、脳梗塞や脳出血などが起こりやすいため、それらを引き起こす原因となる、喫煙や多量の飲酒、脱水を伴うほどの激しい活動などはできる限り控えることが大切です。
また、特に小児の場合などは、熱い食べ物を冷ますときやリコーダーなどを吹くときなどをきっかけに脳血流が不足することがあるため、楽器などの演奏なども控えることが大切です。

治療後に症状が落ち着いてきた場合は、過度な日常動作の動作制限は必要ない場合も多いです。活動の制限については、随時、主治医と相談していくことが大切になります。

公開日

最終更新日

東京頭痛クリニック 脳神経内科

越智 佳奈 監修

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(参考文献)

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関連するQ&A

「もやもや病」とはどのような病気ですか?

「もやもや病」とは脳に血液が行き渡らなくなり、頭痛や脳梗塞などを引き起こす病気です。

もやもや病の原因は何がありますか?

脳に血液を送る「内頚動脈」という血管が狭くなり、血流が詰まるのが原因です。

もやもや病ではどのような症状がありますか?

手足・顔面のしびれや頭痛、うまく言葉が出なくなるといった症状がみられます。

もやもや病には初期症状はありますか?

初期症状として身体の片側がしびれる、言葉の発話や理解ができない、ろれつが上手く回らないといった症状がみられます。

もやもや病の場合、主にどのような治療をしますか?

脳血管に血液が流れやすくする薬を使う方法や、詰まった血管の代わりに血液が流れる通り道を作る手術があります。

もやもや病が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

もやもや病が疑われる場合は、脳神経外科を受診しましょう。

もやもや病が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

手足が麻痺したり、言葉の発話・理解に障害が起こっている場合、もやもや病が疑われるので病院を受診しましょう。

もやもや病のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

もやもや病は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

血液が固まるのを防いで、血管内を血液が通りやすくする抗血小板薬という薬を使用します。副作用に吐き気があります。

もやもや病で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

バイパス手術という、詰まった血管に代わって血液が流れる通り道を構築する手術を行います。

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