もやもや病ではどのような症状がありますか?
手足・顔面のしびれや頭痛、うまく言葉が出なくなるといった症状がみられます。
もやもや病の症状は多岐にわたります。一時的なものから固定的なもの、また、症状が全く出ない例、軽症から重症例まであります。
小児の患者さんの例
小児例では、脳虚血症状(脳の血流が不足して起こる症状)が大半を占め、手足・顔面のしびれや麻痺(まひ)を中心に、うまく言葉が出なくなったり、ろれつが回らなくなったりする構音障害がしばしば見られます。
熱い食べ物を冷ますときやリコーダーなどを吹くときなどに、症状が一時的に出て、そこから回復することがしばしばあるため、早期発見を逃してしまうことがあるので注意が必要です。小児期に脳梗塞等を来した患者さんには知能の障害が見られることがあります。
成人の患者さんの例
成人例では頭蓋内出血が3~4割で見られ、出血の場所にもよりますが、症状は激しい頭痛や麻痺、意識障害(呼びかけへの反応が悪いなど)などが現れます。
頭痛など軽微な症状や無症状の状態で頭部の検査をした所、この病気が判明する患者さんも近年増えています。
高次脳機能障害といって成人の患者さんに情報処理能力、注意力、記憶力などの低下を来すこともあります。
また、けいれん発作や手足が意思に反してガクガクと動いてしまう不随意運動という症状もまれに見られます。
東京頭痛クリニック 脳神経内科
越智 佳奈 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
もやもや病
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ