鞍鼻は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

鞍鼻の形態修正にはヒアルロン酸注入やボツリヌス毒素が用いられることがありますが、根本的な治療は主に外科的な再建術が主流です。

【鞍鼻の治療方法】

鞍鼻(鼻の付け根がへこんだ状態)は、主に骨や軟骨の変形によって起こる形態の問題です。そのため、根本的な治療は、自分の体の組織(軟骨や骨など)やシリコンインプラントを用いた外科手術(隆鼻術)が主流となっています。

【形態修正に使われる薬剤(注入剤)】

外科手術以外の方法として、非外科的に鼻の形を一時的に整える目的で注入剤が使用されることがあります。

ヒアルロン酸

鼻筋を高くする(隆鼻)ために注入されます。特に、鼻の付け根にある横のしわ(鼻根筋による横ジワ)を目立たなくする目的で、鼻骨の部分に縦方向に注入されます。

ボツリヌス毒素

ヒアルロン酸による隆鼻術と併用され、鼻根筋に注射することで、しわの改善効果を助け、効果の持続期間を延長させる可能性があるとされています。

【主な副作用】

ヒアルロン酸による隆鼻術は手軽ですが、同時に多くの合併症(副作用)も報告されています。

重篤な副作用

眉間への注入時には、皮膚が壊死(えし:組織が死ぬこと)したり、血管が詰まることによる失明の危険性が挙げられています。

その他の副作用

注入されたヒアルロン酸がずれる(偏位)、肉芽腫(異物に対する反応でできるしこり)の形成、眉間のジワの悪化などがあります。

【注意】

外傷や先天性疾患に起因する変形を正常に近づける「再建治療」は保険適用ですが、健康な状態からさらに美を追求する「美容医療」は自費診療となります。

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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科

初岡 佑一 監修

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