神経芽腫をリスクに基づいて適切に治療した場合、余命はどのくらいですか?
神経芽腫は、リスクが低い場合は90%以上が長期に生存しますが、リスクが高いと50%ぐらいになります。
神経芽腫では、腫瘍の状態や腫瘍細胞がもつ特性、また発症した年齢などをもとにリスク分類されており、このリスク分類に基づいて治療方法が決められています。分類されたリスクに基づいて適切に治療が行われた場合、リスクが低いグループでは90%以上が長期に生存しています。
中間のリスクのグループでも、70〜90%が生存しています。リスクの高いグループは、なかなか長期の生存が困難ですが、それでも50%が長期生存しています。なおリスクが最も低いグループでは、治療をしなくても腫瘍が自然に消えてしまうことがあります。
神経芽腫について、特に知りたいことは何ですか?
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埼玉医科大学総合医療センター 小児科
井上 信明 監修
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