2度房室ブロックについて教えてください。
心房から心室への電気伝導が部分的に途絶している状態です。
心房から心室への電気伝導が部分的に途絶している状態です。2度房室ブロックでは、すべての心房興奮が心室に伝わるわけではなく、一部のP波がQRS波に伝わりません。
2度房室ブロックには、主に以下の2つのタイプがあります。
1.ウェンケバッハ型
心電図上では、P波からQRS波までのPR時間が徐々に延長し、最終的にひとつのQRS波が脱落します。このパターンは周期的で、多くの場合、房室結節内に問題があり、予後が比較的良好で、無症状であれば治療を必要としないことが多いです。特に夜間睡眠中に見られるものは生理的です。
2.モビッツ2型(Mobitz II型)
PR時間が一定であるにもかかわらず、突然QRS波が脱落します。このタイプは、通常、房室結節より下位のヒス束や脚に問題があることが多く、完全房室ブロックに進行するリスクが高いため、症状の有無にかかわらずペースメーカー植え込みが考慮されることが多いです。
症状としては、めまい、ふらつき、息切れ、失神などが現れることがあります。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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