間質性肺炎の場合、食べてはいけないものはありますか?
食べてはいけないものはありませんが、適量でバランスの良い食事を心掛けてください。
食べてはいけないものはありませんが、間質性肺炎の症状や合併症、一般的な食事療法の観点から、考慮すべき点について以下にまとめました。
- 呼吸困難の軽減:
間質性肺炎の主な症状である呼吸困難を悪化させないよう、腹部の膨満感を避ける食事が大切です。 一度に多くの量を食べると、横隔膜が圧迫され、呼吸が苦しくなることがあります。
- 誤嚥の予防:
食後のすぐの臥床は、誤嚥のリスクを高めます。 特に、高齢者や脳梗塞の既往がある場合は注意が必要です。 食後しばらくは横にならず、就寝前の食事は避けましょう。 また、口の中の衛生状態を保つことも誤嚥予防に役立ちます。
- 胃食道逆流症 (GERD) への配慮:
GERDは、間質性肺炎の予後を悪化させる可能性があるため注意が必要です。 消化管に刺激の強い食事、脂肪分の多い食事、アルコール、カフェイン、香辛料などは、GERDの症状を悪化させる可能性があります。GERDを悪化させない食事を心がけましょう。
- 栄養状態の維持:
間質性肺炎は、体重減少や低栄養を招くことがあります。 バランスの取れた食事を心がけ、必要な栄養素を十分に摂取しましょう。 高タンパク質、高カロリーの食事が推奨される場合もあります。医師や栄養士に相談し、個別の状況に合わせた食事指導を受けることが大切です。
- 免疫力の維持:
間質性肺炎の治療では、免疫抑制剤を使用することがあります。 免疫力が低下している場合は、食品衛生に注意し、感染症予防を心がけることが重要です。
公開日:
最終更新日:
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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