多発性骨髄腫の余命はどれくらいですか?

診断時の状況によってさまざまです。国の統計では平均的に診断されてから5年間で約50%の人が亡くなることがわかっています。

解説

診断時の症状や合併症の有無、また、年齢やほかの病気との兼ね合い、治療への反応性など状況によってさまざまです。一概に余命を推測するのは難しいですが、多くの場合で年単位の余命が見込まれると思います。
なお、余命を判断するひとつの指標として、多発性骨髄腫のリスク分類(病気の悪さを表す指標)があります。このリスク分類は、採血での血清ミクログロブリン、LDH、アルブミンの値およびdel(17p)、t(4;14) 、t(14;16) などの特殊な染色体異常の有無によって行われます。

公開日

最終更新日

亀田総合病院 腫瘍内科

瀬口 京介 監修

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多発性骨髄腫

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多発性骨髄腫でステージ3の場合の余命(生存率)はどのくらいですか?

多発性骨髄腫ステージ3では、生存期間中央値は約29ヶ月、5年生存率は約40%です。

多発性骨髄腫で70代や80代の高齢者の場合の余命(生存率)は、治療したときと治療しなかったときではどのくらいですか?

治療を受けた場合の生存期間中央値は約22~23ヶ月、無治療では早期死亡の可能性が高いです。

多発性骨髄腫を放置するとどうなりますか?

多発性骨髄腫を放置すると、骨融解や貧血、腎障害を引き起こし、感染症による死亡リスクが高まります。

多発性骨髄腫は遺伝する病気ですか?

多発性骨髄腫が近親者の場合発症リスクが高いとされていますが、明確な遺伝リスクは明らかではありません。

多発性骨髄腫は転移するのでしょうか?

多発性骨髄腫は、転移とは呼ばれませんが、他の骨髄に播種(はしゅ)することで、全身に多発性の骨髄病変が生じます。

多発性骨髄腫では皮膚症状はみられますか?

多発性骨髄腫では、紫斑を含む皮下出血などの皮膚症状を認めることがあります。

多発性骨髄腫では腎障害(腎機能障害)はみられますか?

多発性骨髄腫では過剰なM蛋白の関与を含むさまざまな腎障害が生じ、治療が必要になります。

MGUSとはなんですか?多発性骨髄腫とは関連がありますか?

MGUSは多発性骨髄腫の前がん病態と考えられており、多発性骨髄腫へ進行することがあります。

多発性骨髄腫の患者さんの死亡原因にはどのようなものがありますか?

多発性骨髄腫の死亡原因には感染症、腎不全、心不全などがあります。

多発性骨髄腫と白血病の違いはどのようなものがありますか?

多発性骨髄腫は形質細胞のがん化であり、白血病は造血幹細胞や未熟な血液細胞ががん化したものです。

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