多発性骨髄腫でステージ3の場合の余命(生存率)はどのくらいですか?
多発性骨髄腫ステージ3では、生存期間中央値は約29ヶ月、5年生存率は約40%です。
多発性骨髄腫の国際病期分類(International Staging System: ISS)における生存期間中央値は以下のようになっています。ISSは血液検査で得られるβ2ミクログロブリンとアルブミンの値から判定されます。
- 1期…全体:62ヶ月、64歳以下:69ヶ月、65歳以上:47ヶ月
- 2期…全体:44ヶ月、64歳以下:50ヶ月、65歳以上:37ヶ月
- 3期…全体:29ヶ月、64歳以下:33ヶ月、65歳以上:24ヶ月
また、高リスクの染色体異常(del(17p)、 t(4:14)、 t(14:16))は予後不良であることから、これらの異常の有無とLDHの血液検査結果を組み合わせた改訂ISS(revised ISS:R-ISS)が提唱されており、5年生存割合は以下のようになっています(2015年報告)。
- 1期…5年生存割合:82%
- 2期…5年生存割合:62%
- 3期…5年生存割合:40%
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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