多発性骨髄腫の血液検査の数値は?M蛋白とは?腎機能は低下する?
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多発性骨髄腫の場合、血液検査の数値はどのような結果になりますか?
多発性骨髄腫の場合、血液検査の数値はどのような結果になりますか?
形質細胞の腫瘍性増殖と、これが産生する単クローン性の免疫グロブリン(M蛋白)による影響が認められます。
多発性骨髄腫は形質細胞(骨髄腫細胞)の腫瘍性増殖と、その産物である単クローン性免疫グロブリン(M蛋白)の血中・尿中増加を特徴とする病気です。
その結果、以下のような血液検査の異常が見られます。
1.M蛋白の増加
形質細胞腫瘍がM蛋白を産生します。
- 血清蛋白分画検査での異常ピーク(M蛋白)の検出
- 血清遊離軽鎖(Free Light Chain、FLC)の異常
2.腎機能障害
M蛋白に由来するアミロイド線維タンパクが全身の臓器に沈着し、腎機能障害などが起こります。
- 血清クレアチニンの上昇
- 血清β2ミクログロブリンの上昇
- 低アルブミン血症
3.形質細胞腫瘍の増加
腫瘍の増加により、正常な造血が抑制されたり、腫瘍による組織障害(骨破壊など)が起こります。
- 貧血
- 血球減少
- LDH上昇
- 高カルシウム血症
多発性骨髄腫では腎障害(腎機能障害)はみられますか?
多発性骨髄腫では腎障害(腎機能障害)はみられますか?
多発性骨髄腫では過剰なM蛋白の関与を含むさまざまな腎障害が生じ、治療が必要になります。
多発性骨髄腫では、腎障害(腎機能障害)が頻繁に見られます。
腎障害は、多発性骨髄腫患者さんの約20~40%に初期段階から認められ、病気の進行に伴い更なる悪化を引き起こします。
腎障害の最も頻度が高い原因は、M蛋白の中でもBence Jones protein(BJP)と呼ばれる遊離軽鎖(free light chain:FLC)が過剰となり、腎臓の尿細管(濾過するための管)に沈着し、円柱形成により尿細管を閉塞をきたすことであり、骨髄腫腎と呼ばれます。
他、M蛋白に由来する腎アミロイドーシスやmonoclonal immunoglobulin deposition disease(MIDD)、多発性骨髄腫による骨破壊が生み出す高カルシウム血症など、さまざまな理由により腎障害が起こります。
(参考文献)
多発性骨髄腫の場合に増加するM蛋白とはなんですか?
多発性骨髄腫の場合に増加するM蛋白とはなんですか?
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編集・監修基準について
本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。
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東日本橋内科クリニック 一般内科 循環器内科 院長
白石 達也 監修
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