多発性骨髄腫の末期症状はどのような症状でしょうか?

骨折、貧血による動悸や息切れ、腎機能障害による浮腫などのさまざまな症状の出現が予想されます。

解説

本来は免疫に関連する抗体を作る骨髄中の形質細胞ががん化して「骨髄腫細胞」になることでさまざまな症状を発症する可能性があります。
骨髄腫細胞は、骨の中で周囲を破壊しながら広がっていきます。このため、骨破壊で血中のカルシウム濃度が上がる事で喉が渇いたり、意識障害(呼びかけへの反応が悪いなど)を引き起こす事もあります。通常の日常生活で急に骨折を生じたり、軽微な尻もちで圧迫骨折を発症したりします。下肢のしびれや麻痺など骨折に伴う神経症状を起こすことがあります。
通常、骨は血液の成分を作る工場でもあるので、工場が破壊される事で貧血による息切れ動悸、白血球低下による感染症、血小板低下による出血を起こすことがあります。
また、骨髄腫細胞はもともと抗体を作る細胞であったことから大量の異常な抗体(Mタンパク)を産生します。Mタンパクは腎機能障害を起こし、浮腫の原因となったり、血液をドロドロにして頭痛や視力低下を引き起こしたり、神経に沈着してしびれや感覚低下などの神経症状を起こしたりします。また、正常の抗体産生を抑制され、感染症リスクも上昇させます。
これらの症状は、英語の頭文字を略して「CRAB症状(高カルシウム血症、腎障害、貧血、 骨病変)」と呼ばれることもあります。骨髄腫細胞による変化と症状の図

公開日

最終更新日

亀田総合病院 腫瘍内科

瀬口 京介 監修

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