食道がんで胃ろうを造設した場合、余命はどのくらいですか?
胃ろうを造設することでは、余命は左右されません。
胃ろうを造設することによって、余命が左右されるというデータはありません。
食道がんの症状が進行してくると、がんによって食道が狭くなるため、食べ物が徐々にのみこみにくくなり、やがて食道が閉塞します。そのため、食事が取れなくなってくることにより、栄養状態が悪化します。
そこで、栄養状態を改善するために、閉塞している食道を回避した栄養の投与経路として、胃ろうが選択される場合があります。
胃ろうは、治癒を狙った手術前の栄養状態を改善するために用いられることもあれば、がん自体の治癒が困難な場合の処置として行われることもあります。
しかし、いずれの場合も余命はがん自体の進行度や全身状態によって規定されるため、胃ろうを造設したからといって、余命が規定されることはありません。
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
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